先日のエントリで起こした問題。
あれやこれやと追っていくうち、ようやく解決しました。
原因は何てことはないことでしたが、以下、どういう症状が起こっていたのかを書きます。
起こっていた問題はシンプルで、
1.LyX上で画像を挿入
2.LyX上から、DVIで見るボタンをクリック
3.DVIビューアで当該ページを見ようとするとエラーを吐く
というもの。
吐き出されるエラーも具体的でないし、何がなにやら分からなかったのですが、先日、Lazarusを使った一件でひらめき、今日試してみたらビンゴでした。
つまり、LyX上でDVIで見るボタンをクリックした段階では、DVIファイルはテンポラリディレクトリに作成されるという点がひとつ、そしてもう一つは、テンポラリディレクトリには、目的の画像ファイルは存在しないということです。
TeXの特性なのかは知りませんが、画像はDVIに含められず(含めることは可能なのかも知れませんが)、見るときにDVIビューア側でその指示に従い、読み込むつくりになっているようです。
この時、LyXは、対象としているファイルと同じディレクトリにある画像の位置を、フルパスでは指定しないため、テンポラリディレクトリに作られたDVIファイルは、記述されたパスに従い、同じディレクトリにあると思って挿入した画像を読もうとすると、それが読めなくてエラーを吐くという症状だったようです。
テンポラリディレクトリをファイルのディレクトリと同じにするとか、色々考えましたけど、本家TeXと同じく、きちんと出力してから見るのが手軽だという結論にたどり着きました。
つまり、必ずファイル→エクスポート→DVIをしてから、出来上がったDVIファイルで文書の出来を確認するわけです。
テンポラリディレクトリの場所なんかは設定周りをいじれば解決しそうな気もしますが、余計なテンポラリファイルがワサワサと増えるのも嫌だし、画像を入れる時にフルパス指定ができるようになれば解決するかも知れませんが、パスに日本語や特殊な文字が含まれていたときにまたトラブルが云々~となりそうなので、今のところはこれで回避しておくことにします。
Lazarusにはとにかく感謝しようと思います。
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