12.26.2011

Debian GNU/Linux (Sid) で Amazon MP3 からアルバム曲を買う方法

田中投手は3億円の年俸なのに、僕は時給1000円を下回りそうです。

Amazon MP3をaptosidで使いたくて、clamzを導入しました。
# apt-get install clamz
で超手軽にインストール完了。

http://www.amazon.co.jp/gp/dmusic/after_download_manager_install.html
にアクセスしてからショッピングを開始し、あとは普通に楽曲を買って、*.amzファイルを落としてくる。
落としてきたディレクトリに移動して
$ clamz *.amz
すれば、そのままダウンロードできる。

注意点は、アルバムを落としてもディレクトリを作ってくれないこと。

だから、
楽曲のディレクトリを作成→そこにamzファイルを落とす→そこまで行って、clamzで楽曲を落とす
ってなステップを踏まないと、楽曲がバラバラにディレクトリ以下に展開されることになる。

気にしない人は気にしないだろうけど、気になる人は注意。

Sid (unstable) で行けたから、同じ Debian GNU/Linux なら、testing (今のtestingってwheezy?) でもいけると思う。
あとはクールな音楽プレイヤーがほしいな。
Panasonic の MV100 は Linux との相性悪くてハズレだったし。
まともなデザインのスマホが出たら兼任させたい。
(Xperia rayがなグッドな空気を出してたけど、USB端子の部分と頭頂部のON/OFFボタン、HOMEボタンの押しにくさ、今時ゴリラガラスじゃないあたりに不満が出て、未だに乗り換えられず。)

12.25.2011

映画みてきました。

「山本五十六」を観てきました。

以下、感想ですがネタバレ含むのでご注意を。




まず、映画である必要はゼロだと思いました。
地上波で、山本五十六特集とかいって2時間の番組を組めば十分な内容で、映画という手法を使って表現する必要性を全く感じませんでした。
最後の方は飽きてしまったし、盛り上がりも、息を飲む瞬間も、ホロリとくるシーンも、何も無い映画でした。

内容も山本五十六の一生をなぞっただけな上に、妄想補正が加わっているだろうと思われる箇所が多数あり、一生をなぞっていて、かつ人物としての山本五十六を描き出そうとしているだけに、細かい妄想補正が随分気になりました。
(戦争オタク、軍事オタクな方々の意見も聞いてみたいです。)

最後の終戦のシーンも、起承転結の無い話を無理やり、物語への貢献度としては明らかに低い真藤という新聞記者の立場でまとめあげていて、不自然極まりないです。

五十六が死んだシーンでフィニッシュした方が、意味不明な終わり方の映画として、多少は議論の余地があったかと思いますが、最後のとって付けたエンディングカットによって、無理やり着地した、お粗末な作品になってしまったように思います。

スクリーンの中の俳優さんの演技が非常によく、艦船のCGも良かっただけに、映画としてみると冗談にしか見えないのが非常に残念です。

あと、航空機や煙のCG描写が雑です。
艦船に力を入れて、力尽きたんでしょうか?
こういうところも、テレビで良かったじゃんと思えてしまうところでした。

1700円の価値はないです。

読書

12月も3冊は読みきれた。
後半2冊はつづきものだけど;

1冊目は先日のOnLisp。
で、残る2冊はスティーブ・ジョブス。





感想も何も無いし、そもそもスティーブ・ジョブスのことはよく知らないんだけど、よくできた伝記だと思う。
翻訳はイマイチセンスが無いところが見られたし、「人は表紙で本を判断する」というApple哲学の一部を掲載しておきながら、書籍自体の表紙のセンスがダサダサだったけど、内容はNHKのブームに乗っかろうとしただけの下手クソなジョブズ特集より1000倍マシだし、ジョブズの人となりがよく伝わってきた。

結局のところ、クローズドでコントロールされたシステムが基盤を作り、オープンな奴らがぶっ壊し、ぶっ壊された環境から、クローズドな奴らがまた新しいイノベーションを起こすというくり返しで、世の中のイノベーションは起こっていると感じさせられた。

ただ、最近のスマホやタブレットの市場は違うようだ。
Appleの模倣こそできても、Windowsがやったように粘り強く、しつこいくらいに食らいついて、結局自分たちが優位な状況を作ってしまう、そういう情熱はどこにもない。

真似てみて、ダメそうならすぐやめるし、マネ以上にはならないものづくりしかしていないように思える。
Android搭載!を謳うけれども、せっかくWindowsよりずっとオープンなAndroidを使っていながら、各社がAndroidのここがクソ!と思える部分を改良しようとせず、結局支給されたOSをそのまま乗っけて、Windowsと同じようなで売り方売っている現実から、それがよくわかる。

あんまりスマホ論に傾くと、またひとつ記事がかけてしまうし、読書という本筋から外れるのでここいらで切り上げ。
1月からは、古典に挑戦しようかな。

スマホとテレビに思うこと。

スマホが欲しくなって、いろいろ品定め中なんですが、どれもしっくりこないものばかり。

何がひどいって、スペックばかりのバカ面スマホばかり。
デザインはみんなHTCがiPhoneを真似た、あるいはGalaxyが確立したあのスタイルをそっくり真似てばかり。

少し変わったデザインかと思えば、スライド式のハードウェアキーパッドを備えるというスマートな姿から遠く離れたデザイン。

コンセプトモデルですら、コンセプトを伝えきれていない。
例えばTOUCH WOOD SH-08C、木を生かしたデザインなのに、ディスプレイ面の金属のフチどりは何だ?
銀の縁取りが森を喰らい尽くす工業世界を表しているようで、全部を台無しにしていると思う。
無駄に分厚いし、液晶面には無駄が多いし、挙句は上面端子部の樹脂カバーとチープなデザインのボタンが安っぽさを演出してる。

全然スマートじゃない。
何なんだろうか。本当に売る気があるんだろうか?

加えて気になるのはデカさ。
どこがスマートなんだと。むしろ怒りすら覚えるような筐体は、iPhoneの一人勝ち状態が当然と思えてくるほど。

iPhoneがもう少しオープンなシステムであれば速攻でiPhoneを選択しているところだけれども、いかんせん、今日のクローズドシステムの代表選手とも言える製品だから、おいそれと手を出す事はできない。
(根っからのMacユーザだったなら別だけれども。)

パソコンと違って成熟している市場ではないし、心惹かれるスマホも無い。

ひどい話だと思う。欲しいと思っているのに、欲求を満足できるだけの製品は世の中に無いのだから。



もう一個。テレビの話。
ふとテレビを見ていて思ったのだけれども、ペアレンタルコントロールの付いたテレビってないんだろうか?
子供に見せたくない番組をインテリジェントに探してロックしてくれるような。

最近の録画機器の進化を逆に使えば、十分可能な技術だと思うんだけど
各社が付けていないのは、テレビ局とのスポンサー関係があるからなんだろうか。

「子供に見せたくない番組」なんていう誰も得しない、なんのためにもならないランキング作りに金を使うくらいならば、コントロールできる機器の開発に投資しようとは思わないんだろうか。

そんな事を思ったのでした。

12.24.2011

メリー・クリスマス

長く感じた2011年ももうすぐ終わり。
すぐに2012年になる。

新しい芽吹きの香りと、新しい地球の音と、新しい革新の姿がやってくる。
五感で楽しむ2012年。

そんな年を心待ちにしながら、長く苦しい業を請け負ってくれた2011年に感謝しつつ
今年の10大ニュースでも議論しながら、ゆっくりと残りの日々を過ごしたいと思います。

12.13.2011

エコカー補助金は正義か?

エコカー補助金が復活することになった。

枝野大臣は、国内の需要を呼び起こすと発言しているが
どう考えても「需要の先食い」以外のなにものでもない。

直前のエコカー補助金が経済にもたらした影響を考えても
とてもこの時期に早々と復活させるものではないだろう。

需要を先食いしてしまうことによって、保険がなくなる危険を考えなければならない。

前回のエコカー補助金を考えてみて欲しい。

販売店は補助金が終わって以後、売上が厳しかったら補助金は嬉しいなどとのたまっている。
本来ならば、補助金が出ている間に、需要の掘り起こしをしなければならなかったはずだ。

それが、生産が追いつかないだの何だのと言って
結局は先食いしている需要を食い尽くすことにばかり神経を使った結果
今の膠着した経済から全く抜け出せていない状態が続いているのではないだろうか。

税金を使っての補助金であって、国の経済のためには仕方のない痛みだというのであれば
補助金によって設ける産業界は、本当の需要の掘り起こしのために知恵を絞ることを確約するべきだろう。

振動経済を選ばず、経済成長を望むのであれば、常に胃を掻き毟りたくなるようなストレスに耐え
貪欲に需要の掘り起こしに務めるべきだ。

それができないのであれば、補助金など出すべきでなく、経済成長以外の国としてのあり方を議論するべきだろう。

今度のエコカー補助金は、期限切れまで一年ある。
今から先食いでない、本当の需要掘り起こしのために、各社の努力が試されている。

12.10.2011

何度読んでも難しいなぁ。

On Lisp。
PDF版を以前に読んだけれども、今度は書籍版。
訳がイマイチな空気を醸す場面もあるけれど、やはりPDF版から感じていたとおり、難しい。
(マクロとCLOSの部分の理解が特にダメだった)
たぶん、僕がLispから少し離れていたことや、Lispでまともなコードを書いたことが無いのが原因だろうというところまで見えてきて
もう一度Lispに向き合ってみようかなという気にさせられた。

いつか、Lispで仕事をしてみたいもんだなぁ。


12.04.2011

一気に書く、読書記録。

9月に出張に出てからというもの、読書記録すらさぼっていたので、少しだけ気持ちに余裕のできた今のうちに、ざざっと記録だけでもつけておこうと思います。
読んだ数は少ないです。たぶん、月3冊目標に達してないなぁ。


一冊目。



海の科学がわかる本。
鳥羽水族館で見つけて買って、ずずいっと読んでしまったけれども、海の科学がわかるというよりは、海の科学があるのに、海にはこんなにわからないことがあることがわかる本といった感じ。
内容は比較的平易で、気象学やら海洋学の前提知識も必要なく、私のような素人でも楽しく読めました。


二冊目。



電磁気学のABC。
こんなにやさしい電磁気学の教科書は初めて読みました。
電磁気学を一般教養として身につけておきたい方におすすめです。
反面、物理好きな方には少し物足りないと思います。
アナロジーたっぷりで、目に見えない電気の考え方を知ることができるのがGoodでした。


三冊目。



新人デザイナーのための色彩デザイン・配色のルールを学べる本。
新人デザイナーじゃないですが、ソフトのデザインをする上でヒントになればと購入。
中身が広告ベースだったのが残念で、ウェブサイトには応用できそうなものの、ソフトのインタフェイス配色に応用するのはちょっと難しいかな。
(ソフトウェアの画面は、どうしてもバックカラーがグレーになってしまうので、任意の色を基調に考えられる広告系デザインとは、そもそも考え方が異なるのかも。)


四冊目。



40ヶ国語習得法。
いうまでもなく、努力あるのみという結論には感服。シンプルで、説得力があります。
個人的には、付録的に付いている後半のいろいろな国の言語に関する紹介と考察が面白かったです。
創作する人は、外国語の紹介を見るだけでも面白いヒントがありそうな一冊だと思いますよ。

ということで四冊。
そこまで読んで12月に入り、12月の1冊目を黙々と読んでおります。
月内は読みたい本がたくさんあるので、もう少しペースアップしたいな。