3.31.2011

ゆとり教育世代に、新カリキュラムを教えるだけの力があるのか?

ゆとり教育を受けて教員になった世代や、ゆとり教育スタイルにすっかり慣れきってしまった教員達に、分厚くなった教科書で行われる新カリキュラムの授業を満足に行うことができるのだろうか?
ニュースを見ながら、ふとそんな事を思ってしまった。

学習意欲を高める、面白い授業ができるほどその学問に通じている人がどれだけ居るんだろうか?
学生時代に教員を目指していた同級生の事を思い出してみても、とても魅力のある教員になるとは思えなかったので、今回のカリキュラム切り替えには非常に不安を覚える。

もし子供たちのうち「勉強なんてつまらないものだ」と思う割合が増えてしまったとしたら、これは憂うべき問題だと思う。

例えば地域で興味を持続できるような催し物をするとか、教職員から極力事務仕事を取り除けて、子供に勉強を教えるという教職員の本質的な仕事を行えるように配慮するとか、学校に任せ切りの教育から抜け出すチャンスとしてとらえて、活動していく必要があると思う。

各地のNPOなんかは、そのために取り組みをしてほしい。
例えば地域の学校で行われている理科の授業を調べて、その進度から何か面白い理科実験プログラムの催し物を行い、後日の授業でその内容を反復して学ぶことができる、あるいは、勉強した内容に則した実験を行うことで、知識を経験に結び付けられる環境を用意する、そんな学習環境が必要だと思う。

もちろん教師と名のつく人たちは、これまで以上に時間をかけて丁寧に内容を理解し、それを子供たちに分かりやすく教えるために尽力して欲しいと思う。

結局のところ、子供たちがよく育ってくれれば、グズな大人ばかりの世の中でも、徐々によくなっていくと思ったのでした。

3.30.2011

支援者感覚はおかしい。

「日本中から、被災地にがんばれの声」「東北の方々、応援しています」
なんてテレビやらネットやらで取り上げられているけれど、どうしてこの人たちは支援者感覚なんだろうか?

「ガンバロウ日本」だって言ってるのに、「被災した方々を元気づけるために」なんて語る人たちには、頑張るのは被災した人たちみたいな感覚があるんじゃないだろうかと思ってしまった。

被災したのは東北だけじゃない、東日本だけじゃない。日本そのものだ。
少なくとも世界はそうやって見ている。
なのに国内では「被災していないから」という理由で支援者感覚での支援に回る人が多いような気がする。

自分自身も今回の地震で被災した、たまたま被害が軽微なだけの当事者だという感覚で捉えている人が少ない、そういう風に見える。

例えば、地震でガタガタになっている経済。これは日本全体で、経済活動の行えない地域の分まで経済活動を行える地域がカバーするべきところだろうし、被害の大きかった地域のうち数カ所に物が行き届いていない現状については、やはり被害の軽微な人たちが頭を使って、知恵を絞ってなんとかすべきところだろうと思う。

日本がひとつになってこの危機を乗り越えようと本気で思っているならば、支援者感覚、支援する側の人が居てはダメなんじゃないだろうか。
全体が被災したと世界から思われている以上、全体で支えあう必要があると思う。

頑張れ東北じゃない。
頑張れ日本なんだ。と、台湾からNHKの報道を見ていて思ったのでしたとさ。

3.26.2011

「一般論で言えば、潮流で拡散し、海藻や海洋生物に摂取される頃には相当量薄まる」は真か?

福島第一原発事故で、海洋中に基準値を大きく超える放射性物質が放出されているというニュース。

ニヤニヤ顔が当初より批判の的になっている原子力安全・保安院の担当者の説明によれば

  • 検査を行った海域での漁業は、現在行われていないので、すぐさま市場に出回っている水産物に影響が出るものではない。
  • 一般論で言えば、潮流で拡散し、海藻や海洋生物に摂取される頃には相当量薄まっているから、それらへの影響も低い。

とのこと。

前者について言えば、回遊する魚類や、行動範囲の広い魚類については何の意味も成さない主張だと思う。
これは、その海域に住んでいる魚がどういうものなのが調べて、どのぐらいの範囲で行動していて、回遊する時期はどうなのかって事まで調べて、初めて影響についての言及ができると思うのだけれど、漁業操業が行われていないだけで影響についての話をしているのは、あまりにも頭の悪い話じゃないかと思う。

それから、一般論という意味不明な前置きをおいているけれども、潮流等で放射性物質が拡散するという話も、どこまで真実かわからないと思う。
例えば、濃度差や温度差によって、ある程度の塊で潮流に乗って移動する可能性は無いんだろうか?僕は専門家ではないけれども、本当に一般的に言って拡散すると言えるんだろうか。
大きな濃度差があれば拡散しそうにないと思うのは僕の直感が間違っているんだろうか。

例えばアメリカで発生した海底油田の事故では、油が拡散すること無く、ある程度の塊でもって潮流に乗って移動していたように思う。放射性物質は油に比べて十分小さいから、周りの海域と濃度差があっても拡散すると考えて良いという事なんだろうか?

だとすれば、風に載った放射性物質が拡散せずに、局所的に高い濃度の放射能を持った水や農産物が確認されているのは、どう説明されるんだろうか?

あまりにも疑問だらけな説明には、怒りを覚えざるを得ないし、それでも専門家なのかと問いただしたくなる気持ちに駆られる。

仮にある程度の塊のまま潮流に乗って放射性物質が移動して、それが海洋生物に摂取された場合、その海域での漁業に影響がない訳はないハズで、このあたりはJAMSTECなんかが潮流に関するデータを持っているはずだから、そこからどの程度の範囲に移動する可能性があるのかを、早期に検討・議論して、該当する地域にある漁業組合や自治体には早期に周知して、対策をとる必要があると思う。

今回の事故によって、もはや安全な日本近海産海洋産物が期待できない事態になるかもしれない。
海が好きで、魚が好きな人間の一人として、心配でなりません。

頑張れは誰のもの。

日本各地で被災地に向けて応援メッセージをしたためる活動が行われているようです。
ここで書かれるのは「頑張れ」を中心とした応援メッセージ。

被災地の人たちにしてみれば、「これ以上何を頑張れというのか?」という感情すら持ってしまいそうな応援メッセージだけれども、NHKが行っていた、メッセージを書いた人たち、応援に駆けつけた人たちへのインタビューを見ながら、実はこの「頑張れ」、自分自身に向けて書いているのではないだろうかと思えてきたのです。

現実的な問題として、津波の被害を受けた農地は当面使い物にならないでしょう。
同様に地震の被害を受けた工業部品の工場がすぐに復旧するわけもないですし、放射線の影響が収まらないことには、東北がこれまでのような経済活動を行えるとは考えにくいと思います。

ともすれば、こういった経済的に足を引っ張る格好になる東北の分も、他の地域が「頑張って」日本の経済が衰退しないようにしなければいけないと、そういう意味での頑張れというメッセージなのかなと思えてきました。

日本として、この地震はターニングポイントになると思います。
続く計画停電によって、これまでどおりの生活は出来なくなるだろう事がハッキリしてきました。
こうなると、生活するタイルを見なおさざるを得ません。

昭和の人たちが戦後にやってきたように、豊かな生活を夢見ながら必死に働いて復興するのか、震災前に手に入れていた経済的に豊かな生活は、実は心が豊かな生活ではなかった事を見つめ直し、心の幸せを追う、新しい日本を作るために努力するのか……。

いずれにせよ、東北だけでなく、東日本全体が頑張らなければならない事に変わりはないと思いますが、どこかの国の真似事ではない「ユニークな日本」を作るために、頭のいい人には知恵を絞ってもらいたいと思います。

ちなみに僕は、もっと心に余裕のある日本になって欲しいです。


3.24.2011

でかいアップデート。注意。!!

View topic - multiple removes [gimp, etc. beause of libgtk2.0 upgrade] :: aptosid.com :: aptosid - Debian hot and spicy!

libgtk2.0のアップグレードで、大量の環境が削除される。
我が家の環境ではEmacsやらウィンドウマネージャやらなにやら、すっかり全部を削除する提案がなされた。

aptosidのフォーラムにもあるように、しばらく待って必要な依存関係が解決できる環境が整うまでは、libgtk2.0のアップグレードに関わるパッケージのアップデートを控えておくべき。

根拠は無いけれど、広範囲に影響するアップグレードなので、必要な依存関係は近々に解決されるだろうと思う。

3.23.2011

なんだかなぁ。

週刊少年ジャンプ 特別無料配信について- Yahoo! JAPAN

無料公開についてどうこう思うところはないし、別にジャンプ読者でもないし、どうでもいいっちゃどうでもいい話題。

でも、閲覧環境がWindows限定だったり、専用のビューアが必要だったり、今の時代に逆行してると思うなぁ。
配布する側の権利はガチガチに守りたいんだろうけれども、読む側の利便性は恐ろしく悪いことに気づくべきだと思う。

どうせすぐさま、どこかの誰かがPDFなんかのもっと広い環境で閲覧できる形でバラまくんだから、最初からそこまで見越しての無料公開をして、そのコンテンツへのアクセス数を武器に広告費を集めることができるような公開の仕方を考えればいいのに。

===
と、Chrome拡張のBlog thisからの初投稿でした。
# 個人的には、ラベル編集できないのが痛い。

眠れないと、あれこれ考えちゃうよね。

日本で買い占めが起きているというニュースを見ながら、少し足りないぐらいが今の日本には良いんじゃないかと思えてきた。

被災地のように、本当に困窮しているところは別としても、コンビニやらスーパーやらで買い占めが起きて、そこに物がないからと言って焦って補充する必要はないだろう。

正直なところ、買い占めが起きて棚から消えているものがあったとして、それが2〜3週間手に入らなかったから発狂してしまうなんて人がどれほど居るのか疑問だし、無いなら無いなりに工夫するだろうし。

3.21.2011

脱・原発先進国になるために。

はじめに断っておくけれども、私は原発に関しての素人だ。
思想家や哲学者でもなければ、高度な科学的・工学的知識を持っているわけではない。
知らないこともあるし、常識だって欠如している部分があるかもしれない、一般市民だ。

先日の地震以後、国内では原子力発電所への懸念が広がっている。
ここ最近は温室効果ガスの排出量が火力発電所などに比べて少ない、「クリーンな」エネルギーのひとつというふれこみで世界各国が積極的に建設を推し進めようとしていた矢先、こうした事故が起き、ひとたび事故が起きれば、生命の住めない環境を作り出すという側面があらわになった。

加えて、こうした事故の際の制御の難しさや、内部の状態を知るための設備の弱さ、従来考え、備えられていたバックアップ・冗長系では耐え切れない側面もある現実がわかってきた事が、この流れに拍車をかけているように思う。

「原発をやめろ」と叫びたい気持ちはよくわかる。
得体のしれない、目に見えない脅威が日常の中にあることは、誰でも心配で、不安になるだろう。
たといそれがすぐさま自分自身の健康に影響を及ぼす事はないと知っていても、不安をぬぐうことは出来ない。

だが、本来原発は僕達の先輩たちが「最も安全でクリーンで高効率な」夢のエネルギー源として取り組んできた発電所だったはずだ。

原発が国内で稼動した当初からこの巨大な装置に関わっている人たちは、今も安全なものだという自負は変わらないだろう。

それは自分たちのやってきたことへの誇りであり、自分たちのやってきた事への信頼なんだろうと思う。

そこで日本が脱・原発先進国となるためには、この先輩たちの築いてきたものをよく学び、さらに発展させた新世代の考え方を先輩に示し、新たな時代の「最も安全でクリーンで高効率な」エネルギーを示すことができなければならないと思う。

脱・原発は、原発世代から新エネルギー世代への転換だと思うのだ。
一般市民にそんなことは無理だと思うだろうか?僕はそうは思わない。
皆で知恵を絞れば、きっと原発に変わる、新世代のエネルギーが見つかるはずだ。

そのためには、原発事故について子供たちに教えるだけでなく、これを超える新たなエネルギー源の確保のために勉強することを、同時に教えて欲しいと思う。

原子力は怖い物だ。怖い理由は至ってシンプルで、中身がよくわかっていないからに他ならない。
であれば、新世代のエネルギーは、原子力をよく理解した上で成り立つものかもしれない。
あるいは、全く別のアプローチから与えられるものかもしれない。

日本が脱・原発先進国になるために、脱・原発を訴える世代は、原発を創りだした世代を安心させられるだけの、十分な新世代エネルギーの開発に注力する、そういう義務があるように思うのである。

Chrome不安定


Google Chrome10.0.648.151 (Official Build 78498)


にしてからやたらと不安定。
メモリの食い方がおおきくなった気がするし、ニコニコ動画で固まる事が多くなった。
便利だけれどもStableでこんな状況が続くなら乗り換えも検討中。

3.20.2011

パンダが日本に慣れる猶予期間になった。そう考えよう。

「上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族園、井の頭自然文化園には、地震の影響などにより、3月17日(木)から当面のあいだ、休園いたします。再開園の時期につきましては、あらためてお知らせします。

 また、閉園にともない、3月22日(火)に予定しておりましたジャイアントパンダの公開も延期いたします。ご了承ください。」

とのこと。
残念だけれども、東京近郊でも節電が呼びかけられているし、パンダが日本に慣れるための猶予期間になったととらえて、再開を気長に待つことにしよう。

3.18.2011

できることをやらないか?

先日書いた15条通報に関する記事に、ふたつもコメントいただきました。
DistroFreakに比べると過疎ってるこちらのブログでは実に珍しい事態で、非常事態なんだということを改めて実感しました。

それに絡んで、Slashdot.jpからの転載。

「サイエンス雑誌NewtonのWebサイトにて、放射線に関する記事「【放射線】 どんな種類がある? 人体への影響は?」が無償公開されている(PDF版)。」

とのこと。Newtonは一般大衆向けのビジュアルサイエンス雑誌の大手で、わかりやすい記事が特徴。図が多用されているので、放射線の話をニュースで見るに当たって、基礎知識を得るには最適の教材だと思うのです。

ニュース見てもチンプンカンプンだ!と嘆いている方や、とにかく大変なのはわかった。じゃあ、具体的に放射線って何なのさ?と思っている方は読んでみるといいと思います。

で、今日は日本の友達からメールをもらった上で思った、「あせらずに、怖がらずに、できることをやろう」という話。

例えば関西では、節電よりも灯油やガソリンを節約するほうが、被災地や電力に困窮している関東地方のためになるんだろうと思う。

例えば関東では、「一週間食いつなぐために買う」なんて言わないで、一度に買うのは2〜3日分にして、消費しきって余ることの無い量を買うようにしておけば、隣に住んでいる誰かのためになるだろうと思う。

自分の生活を守るより、誰かのために何ができるかに頭を使って実践すれば、早期の復旧も望めるんじゃなかろうか。
「この状況下では自分の生活を守るのが先だ!」という意見もあるだろうけれども、直接被害にあっていない外側から見た人間の意見のひとつとして、検討してもらいたいと思います。

3.16.2011

海洋への影響と、水産業への影響。

今日も今日とて地震の話。
でも、普通の生活が送れる人は普通の生活を送るべきですよ。

一人ひとりが普通の生活に戻るよう心がける事が、みんなが普通に戻れる一番の近道だと思うのですよ。(かといって、節電とか、無視しちゃいけないものはある訳だけれども。)

今日ふと心配になったのは、ふたつ。
一点は原発が海洋にもたらす影響。二点目は水産業への影響。

原発については、沿岸に設置してあるだけあって、それが海洋、ひいては日本近海の海産物に及ぼす影響については計り知れないと思う。

早期に潮流や風向きのデータをもってきて、どのぐらいの範囲にどんな影響を及ぼしそうなのか検討する必要があると思う。

この問題については、地震学者だけじゃない、物理学者だけじゃない、海洋学者も、生物学者も、民衆のための科学であるために努力しなければいけないと思う。

で、そこからつながってくるのが二点目の水産業への影響。
津波で陸上に漁船が打ち上げられてしまっている様子なんかも映っていたけれど、おいしい海産物が好きな人間の一人として、とても心配に思える。

養殖物だって相当な被害だろう。報道されていないだけで、あの津波じゃ、全滅に近いのかもしれない。

早期に漁業や養殖業が再開され、普通の東北に戻れる日が一日も早く来ることを願ってやまないです。

3.15.2011

いわゆる15条通報っておかしいだろ。

報道で、東電の発した危機的状況を「いわゆる15条通報」なんて行ってるけれども、いわゆるなんて言えるほど浸透してる言葉じゃないだろう。

いわゆるなんて言っていいほど、頻繁に起きてもらっちゃ困るものだ。
この先15条通報が繰り返し行われる可能性があるとすれば、15条通報について了解しておいてもらって、今後の報道でも15条通報が〜とやるなら話はわかる。
でも、そうであっては困るものだ。

15条通報なんてしない状態のほうがいいし、15条通報なんて通称で知ってる人は少なければ少ないほど良いと思う。

15条通報をそのままココから引用すると
「原災法の条項であり、原子力緊急事態宣言 について規定したもの。主務大臣 (経済産業大臣、文部科学大臣或いは国土交通大臣)は、通報された放射線量が、避難・退避が必要になると予想される異常な水準の放射線量以上の放射線量が検出されたり、又は、原子力緊急事態 の発生を示す事象の場合で、原子力緊急事態が発生したと認めるときは、内閣総理大臣に報告を行う。内閣総理大臣は、原子力緊急事態宣言及び緊急事態応急対策 を実施すべき区域、原子力緊急事態の概要、区域内の居住者、滞在者その他の者及び公私の団体に対し周知させるべき事項の公示 を行う。原子力緊急事態宣言の解除も本条項による。」

要するに原子力緊急事態が発生しているという事。
原子力緊急事態って具体的に何なの?って事を調べてみると、ココから一部引用で

「放射性物質又は放射線が異常に原子力施設の外へ放出或いは政令で定められた事象が発生した事態」

と説明されている。要は異常な量の放射線が、原発の外に漏れてるという事だ。

なんでこんなことになってしまったんだろうな。

==========
NHKの専門家解説員の説明なんかを聞いていても、たぶんアナウンサーはちんぷんかんぷんなんだろうという事が伺える。多くの国民だって同じだろう。
この専門家解説員、かなり分かりやすく説明しようと努力しているのがわかるけれども、やっぱり限界はあるんだろう。
せめてこのレベルの話がわかる放射線物理の基礎ぐらいは、国民全員に教えてもいいはずだと思ったのでした。

3.13.2011

輪番停電

東海村の第二原発も停止しているみたいですね。
茨城も津波の被害やら地震の被害やらあったようで、福島同様何か起きているけれども、影に隠れて報道されないとかだったら怖いなと思っていましたが、今のところ、周辺の観測データに以上は見られないそうです。(それでも冷却温度まで落とすため、運転は停止しているようです)

※東海村第二では、プールから放射能を持った水が床に溢れていることが確認されたそうです。おいおい。。。

これで点検中の柏崎刈羽、福島、東海第二と、各所の原発が止まっている事になります。
加えて津波で福島・東海村ではバックアップのディーゼル電源がやられるなど、原発の弱い側面を露呈してしまった格好です。

また、海水を注水した炉は、おそらく廃炉になるだろう見通しがなされていて、電力供給不安は夏ごろまで続く予想もあるようです。

そんな中発表されたのが輪番停電(地域を区切っての計画停電)ですが、首都圏の10区をのぞくとか、よくわからない基準が設けられていたり、電力使用量によっては二回目の停電はしないとか、それに備えた計画を立てづらい発表になっていると感じました。

加えて東電社長の会見は各局が報じておらず、NHKですら自社の特番を報じる始末。
この緊急事態に、これはちょっといただけないと思いました。

インフラ系の会社として、災害に備えたシミュレーションが十分になされていなかったのかなぁ。
たぶん明日は日本各所で経済活動が滞るだろう事が想像できます。

早朝から輪番停電がまわってくる地域の方は、朝起きて面食らわないようにご注意ください。

#たぶん、日本の家の冷凍食品は全滅だろうなと、輪番停電のニュースを聞いて思ったのでした。

いくらの募金が適切か?

地震があると、必ず義援金だとか募金の話が各所で上がるわけです。
あまり寄付文化が根付いていない日本だとはいえ、こういった募金ではそれなりの額が集まるわけですが、その時に悩むのが「いくらが妥当か?」という点。

個人的な何かしらのポリシーを持っていればそれに従うのが何よりですが、コピーライターであり、埋蔵金オジサンであり、バス釣りNo.1に出てくるひとでお馴染みの糸井重里さんが「自分自身を3日雇えるぐらいの金額」という提案をされています。
もし迷っているならば、これを基準に寄付されると良いと思います。

===

ちなみに、以下は私のごく個人的な寄付ポリシーです。
・災害時における義援金/寄付金は月収の10分の1。
・オープンソース団体への寄付は一回$100.0。
・お財布の中の10円玉が20枚を超えたら、全部募金

一度に出す額が少なくても、みんなで協力してやれば大きな金額になります。
人が人を助ける活動に参加している意識をそれぞれが持って、できる範囲で支援するのが良いと思います。

公式ばかりじゃなく、各所に情報を上げて欲しい。

たとえば東京電力、いま、サイトがものすごくつながりにくくなっている。
この他、気象庁の情報も、気象庁のサイトに掲載されているだけで、こちらは東電ほどでないものの、やっぱり重たい。

こういう時こそ、Yahoo!とか、Googleとか、そういうサイトに企業や国が積極的に情報を出していくべきだと思ったのでした。

あと東京電力。資料をPDFで作るのはいいけど、フォント埋め込み忘れててLinuxからだと閲覧できないよ。
PDFだけじゃなく、JPEGとかでも提供してほしいなぁ。

3.12.2011

原発から放射線が漏れ出しているらしい。

福島原発がチェルノブイリの状況に似てきたと報じられるほどに危機的状態にあるようです。

放射性のセシウムが漏れ出しているとのことで、既に被曝者も確認されているようです。
想定を上回るなんて表現で報道されているようですが、想定が甘すぎるとしか言いようが無いと思います。

原発は海岸沿いに作るのが当たり前になっていますが、津波のせいでバックアップの発電機にダメージが与えられるという想定が無かったのは不思議でなりません。

報道各社も、もっと注意して報道すべきだと思います。
確かに電力会社の発表が嘘臭いと思う事はありますが、それでもいたずらに恐怖を煽るような報道の仕方は、特に今のような状況に置いて、おかしな報道の仕方だと思います。

速報性が大事なのはわかりますが、バラエティのような報道の仕方でなく、きちんとした調査の元、補足記事をどんどん追加していくような、きちっとした信頼性のある記事を整えて欲しいと思います。

日本で地震に津波。

日本で大きな地震と津波とがあったそうです。
ホテルで見るNHKもずーっと地震情報を発信しています。
M8.8にも及ぶ巨大なエネルギーが放出されたようで、関東地方での被害も相当なものだと聞いています。

気仙沼のあたりは火災で火の海になっている様子が映しだされていましたし、津波によって数百人の死者が出たことも報じられています。

私が今滞在している台中では、国際電話がつながりにくくなっている他には影響が無いようですが、海外からも、台湾による2500万円相当の支援、アメリカ政府による早速の声明など、支援の声が上がるほどに深刻なもののようです。

地震がどれほどのものであったかを知るための資料として、ニューヨーク・タイムズのトップニュースが挙げられます。
スクリーンショットのように、トップ記事で三つも、日本の地震のことが報じられています。
こんなことは、阪神大震災以来なんじゃないでしょうか。
どれほどこの地震が世界にインパクトを与えたものだったかをうかがい知ることが出来ます。

さて、気象庁の会見やサイトにアップされた資料によると、今回の地震は太平洋プレートが動いたことによる逆断層型の地震だと予想されているようです。
これに隣接するフィリピン海プレートへの影響は小さいと考えられていて、当南海地震の誘発とはいかないだろうと考えられているとのことです。

正直なところ、国民を安心させるため、落ち着かせるためとはいえ、地震発生直後の資料の少ない、調査もまともになされていない時間にそういう発表をしてしまうのはいかがなものかと思いました。
地震予測が難しいことは、気象庁自身がよく知っているハズだと思います。

# 地震で東京の家の中がどうなってしまったか、非常に気になっています。早期に帰国したいです。

3.10.2011

パンダ!ぱんだ!

リーリーとシンシンに名前が決まったそうな。
一般公開は今月22日からだそうな。
そうな。

そうな。


いきたいなぁ。
観に行きたい。
上野動物園に、パンダをみにいきたい!

白と黒の熊を観に行きたい!
可愛らしい見た目のくせに、やっぱり熊だぜぇ!って思いたい!
白黒模様なのは、シマウマがサバンナでうまく風景に紛れるのと同じなんじゃないだろうか。だとすればその地肌は……ってな具合に無駄なうんちくを垂れたい!

と、名前決まりましたニュースを見て思ったのでした。チラ裏もいいとこ。

3.06.2011

CapsLockとCtrlの入れ替え。

aptosid(+XFCE)でCapsLockとCtrlを入れ替えようと悪戦苦闘していたわけで、AOHAPPY購入からひと月以上たった今日まで、あれこれ試していました。

結局コレというものがなく、落ち着きどころを見つけたのでメモ。

従来のディストリビューションならば、/etc/X11/xorg.confあたりにオプションを付記してやるところですが、(aptosidでもそうなのかは調べていないけれども)モダンなディストリビューションではそこに書くのはお行儀が悪いとのこと。
(私のシステムにもデフォルトでは/etc/X11/xorg.confは用意されていませんでした)

となると使えるのはxmodmapによる変更なんですが、どういう訳か.Xmodmapに変更手順を書いて.xinitrcで実行させてみてもうまくいきません。

そんなこんなで、なんでだー??とあれやこれやしているウチに一ヶ月以上経ってしまった訳です。
(ネット上にも情報が少なくて困ったもんだ。)
結局のところ、key.shてなスクリプトファイルの中でxmodmap ~/.Xmodmapするようにして、それをXFCEの自動起動アプリケーションに登録することで解決。

XFCEについても、最近はなんだかカスタマイズ性がぐぐっと低くなっているようで、なんでこう、普及しだすと間違った方向に行ってしまうかと思っちゃいました。

LXDEとかの方がいいのかな?Qtを使ったKDEより軽いウィンドウマネージャとか探してみようかな。
タイル型ウィンドウマネージャにしようかななどとあれこれ考えて書きなぐっているうちに日記終了。

眠たいからかな、文章も支離滅裂だね。
メモ程度に。

3.05.2011

んー???

3月に入ったものの帰国できておらず、今月の書籍調達をどうしようか悩み中。
手元にあるのは
・数学の教科書
・中国語の教科書
・地学の教科書
あとは先月持ち込んだ本が三冊とPDFでネットブックに放り込んでいるデータ(ほとんどプログラミング関係)がいくつか。

うーん。どうしたものか。
教科書はじっくり取り組みたいし、読み終えた本を読み返すほど寝かせてないし……。
PDFで我慢するか、現地で小説でも調達しようかな。

ちょっと悩み中なつぶやきでした。
(最近はつぶやきをローカルなメモに残すことが多く、それで事足りてるのでブログも閉じちゃおうかしらん。)

3.02.2011

バイバイ。Rhythmbox。

Rhythmboxを長いことメディアプレイヤーとして使っていたんだけれども、Podcastの取得に失敗しまくりで乗り換えることに。

(Rhythmboxに登録できないPodcastを登録できる形式にコンバートしちゃうウェブサービスなんかがあれば良いなと思ったんだけど、思っただけで自分で作るには至らず。)

で、乗り換えた先はBanshee。
Monoを使うって言うところが人によっては嫌なのかもしれないけど、僕個人的には.NETもMonoも好きなので問題なし。

動きもいいし、Podcastの購読も問題なし。
gstreamerのpluginのお陰か、メディアファイルの再生も問題ない。
AmazonMP3のストアにもアクセスできて(単に組み込みブラウザが立ち上がるだけだけど)、それなりに便利。

まだ入れ替えたてなのでこれから不満が出てくるかもしれないけど、しばらく使い続けてみます。