こんばんわ。社会人です。
書類の印刷なんてめったにしないもんだから、一昨日、急遽印刷したい書類が出てきたときに、大変困りました。
なにせ、CUPSすらインストールされていなかったんですから。
んで、結局一昨日は印刷をあきらめたんです。
というのも、CUPSをいれてもそのままじゃ印刷がかからないし、インクはすっかり乾いている様子な上、調べてみるとサポートも終了している古いプリンタだという事がわかり、すっかりヤル気が失せたからです。
けれども、それだけで諦めるような人間じゃありません。
押入れから、4月まで家族共用パソコンとなっていた、大学でレンタルしていたパソコンにつないで使っていたプリンターを出してきました。
その名もCanon BJ S330。
天下のCanonなら、つなぐだけですぐ使えるだろうと思ったんですけど、現実はそんなに甘くなかったです。
まずはじめに、CUPSにはBJ S330向けのドライバは存在しません。
互換ドライバとしてBJ300のものが使えるようですが、使ってみるとわかるとおり、まともな印刷はできません。
特に黒インクの印刷具合がひどく、カスカスですし、テストページより複雑なドキュメントは印刷できないと思ったほうが良いでしょう。
そんな様子に、はじめは新しくプリンタを買おうと思いました。
会社帰りに立ち寄ったヨドバシカメラで、コニカミノルタのカラーレーザープリンタが5万円を切る価格で買えるのを見つけて、買うかどうか、スゴク悩んだぐらいです。
(余談ですが、その時近くに店員さんが居なかったこと、今月の出費がヤバイことを自覚していた事がブレーキになりました。店員さんに勧められていたらアウトだった。)
もっとも、いずれカラーレーザーは購入したいと思っていますが、今はそんな余裕はありません。
そこで、Google先生にお伺いを立てたところ、Linux(特に僕の使っているSiduxおよびDebian GNU/LinuxやUbuntu、およびFedoraやCentOS等)では、いくつかのパッケージを変換、インストールするだけで使えることがわかりました。
具体的にはこちらの方法に従った訳ですが、要点をまとめると
・ppdファイル、cupsファイルのRPMパッケージをrpm.pbone.netから調達
・BJS300向けのフィルタファイルを、キヤノンのウェブサイトから調達
・alienを使って、rpmをdebに変換
・それらをインストール
・bjs300のフィルタプログラムが必要としているライブラリを追加して、適当にシンボリックリンクを貼ってやる
・CUPS(localhost:631)にアクセスして、プリンタを追加。PPDファイルには、先程インストールしたファイルを指定する
という手順で事を進めてやると、無事に印刷できるようになります。
ただ、印刷してみるとわかりますが、プリンタのオプションはデフォルトのままではダメで、Media TypeをHigh Resolution Paperにしてやる必要があります。
これをやらないと、我が家の環境では黒の印刷において、等間隔に印刷できない部分が出てしまいました。
こんな古いプリンタを未だにLinuxシステム上で使いたい人が居るのかは不明だけれども、とりあえずメモとして残しておきます。
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