2.10.2008

国の無駄遣い。

海自が先の情報漏えいに関連して、Sunのシンクライアントを3万台導入するという話。
これとは別に、防衛庁が私有PCいっそうを図る名目で以前に導入させたはずのPCが、海自+空自で1万台だそうだから、海自に導入されたのはその半分として、5,000台ぐらいあるだろう。
今回のニュースでは海自のPCをすべて入れ替えるっていうことだから、一台6万円程度と見ても5,000x60,000=30,000,000円ものお金が無駄遣いだったんじゃないだろうかと思えるような使い方をされたわけだ。(まぁ、2010年になったら、2005年導入の製品なんて使い物にならないって言われればそれまでなんだけども。)

んで、今回導入するSunのシンクライアントシステム(おそらくRayのことだろうと思うけど)は、端末だけで3万台だそうだから、Rayのだいたいの価格(Ray 170で11万、2Nで16万だから、13万ぐらい?)からみると、クライアントだけで130,000x30,000=3,900,000,000円の導入費用がかかるわけだ。
そして、私の記憶が正しければ、SunのRayは
・クライアント
・クライアントの管理や、ユーザ管理をするサーバ
・環境を提供するサーバ
の3段構成だったと思うから、どんなに少なく見積もっても4,000,000,000円より多い導入費用がかかるなぁなんて計算できる。(長い目で見た管理費は、いくらか安くなるんだろうケド。)

で、重要なのが、これだけ金をかけて、本当に情報漏洩がなくなるのか?っていうトコロ。
私はそうは思わない。

何より大事なのは、漏洩させない体質というんだろうか?
そういう組織作りや、個々の人間への教育だと思うんだよね。
こんなこといくらやって、国民の税金をガンガン使ったって、使う人の頭がパーなまんまじゃ、結局無駄遣いや無意味な対策とされてしまうだろうし。
そんなわけで、目に見える情報漏洩対策ができてから、こういうことを言って欲しいものだと感じたのでした。

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