招待状が届いてたのをすっかり忘れてたけど、昨日発見→20日までじゃん!?行くしかねぇ!ってことで行ってきました。
入ってすぐの印象は、昨年よりも通路が狭くなったこと。
それだけ出展数が増えたんだろうか?
あと、ドイツブースがやたらでかくなってたのにはビックリ。
昨年のNanotech 2008ではFullerene(炭素クラスターのこと。C60とか有名だよね)を塗料に混ぜてみましたとか、とりあえずCarbonNanoTubeをゴルフクラブのシャフトに入れてみましたとか、そんなコンセプトモデル的な、いかにも「やり方を模索してます」ってな感じの展示が多かったけど、今年はトレンドがFullereneからGraphenやCNTに移ったらしく、展示内容もより産業的なものが多くなっていたように感じた。
富士通のブースでは、先日報告されたCNT+Graphen複合体の話が聞けてよかった。
析出法が推論の域を出ていないとか、強度計測がまだとか、これからな感じのする材料だったけれど、日本発のCarbon素材として、世界のコンピュータに大きな影響を与えるんじゃないかと思う。
ただ、プレゼンで使っていた、Graphenを丸めるとCNTになりますってのはちょっと違うでしょうと思った。
あくまでイメージの問題で、Graphen丸めてCNT作った猛者なんて聞いたこと無いよ(笑)
あと、千葉大学のカプセルイン液晶は興味を引かれた。
いろいろ質問したけど、「まだできたてで、全然研究が進んでいないので……」って言ってた。
ディスプレイされた品物があったから、すっかり実用化目前だと思ったのになぁ。
理研では、近接場項顕微鏡(ATOK2009だと一発変換できた!)をナノスケールの強力な光源と指定利用するという使い方が紹介されてた。近接場項顕微鏡って、イマイチ使い道がはっきりしないポジションにあるような気がしてたから、なんだかおもしろそうな研究だと感じた。
NIMSのブースもおもしろいものがたくさんあったけど、いちいち書いてたらすごい量になっちゃうんで割愛。
相変わらず産総研は無愛想だったよ(笑)やってる研究は興味深いものが多かったけど。
会場から出る直前、どこだかのAFM作ってる会社に長々呼び止められてしまった。
2500万もするAFMの導入なんて、口が裂けても進言できません。
来年はどういう方向に業界全体が向くか見物だな。
クラレあたりがものすごい微細加工の技術を持っているようだから、マイクロチャネルとかが主流になっているだろうかね。フェムトリットルの極微量流体制御技術とか。
まだまだナノマテリアル領域の展示が多い印象があるから、もっとナノテクノロジー領域からの展示が増えてくれるよう祈るばかり。
0 件のコメント:
コメントを投稿