9.12.2007

Googleが進化していることを裏付ける結果になったか?

CNETの記事によれば,いまや日本でも著名になったGoogleは「オーディエンス数では1位か2位につけるが、1人あたりの滞在時間では6番手」だそうで,滞在時間ベースで見れば,1位のAOLに大きく溝を開けられた形になっているとのこと.

記事中では,王者Googleがまるでその王座から転落したかのように残念がる書き方がされている.
でも,ちょっと待て.
よく考えてみれば,Googleのウェブサイト上に居る時間→検索を行っている時間であるから(ググレなんて言葉を考えると,→じゃなく=でも良いかもしれない),Googleのウェブサイトに居る時間が短い→期待通りの検索結果をすばやく見つけることができる.というようには考えられないだろうか?

もしユーザが目的の情報をI'm Feeling Luckyボタンひとつで探し出すことができたとしたら,Googleでの滞在時間はもっともっと短くなる.
でもそれは,Googleの検索エンジンとしての性能が非常に高いことを示すことにもなり,より多くの人が利用することになるだろう.(もっとも,皆が皆I'm Feeling Luckyボタンで目的の情報にたどり着いてしまったら,Googleとしては商売上がったりなんだろうけど)

これはまさにGoogle自身が理想としていることだろうと考察でき,アクセス数ではトップながら,滞在時間が短いという報告が出れば出るほど,Googleの検索エンジンとしての性能が向上していることを裏付けることになるのではないかと思う.

余談だけれども,このリストで親会社ベースで見たときに,Webベンダーではないと一般にはみなされているMicrosoftが上位につけているのは,Microsoftはとにかく子会社が多いこと,プリインストールされているIEのホームページが最初からMicrosoft所有のものになっていること,Visual Studio系でスタートアップ時に表示される情報も,Microsoftのものであることなどから考えれば,当然のことじゃないだろうか?

ネタ元:CNET

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