1.06.2011

2.6.37カーネルのaptosidで、Broadcomの無線LANを使う。

aptosidのカーネルを 2.6.37-0.slh.1-aptosid-686 にしてから、その以前のバージョンで使えていたこのサイトで配布している Broadcom の無線LANドライバ(カーネルモジュール)が使えなくなってしまいました。

ちょろっと調べてみた感じだと、2.6.37カーネルのsemaphore.hヘッダから、init_MUTEXマクロが削除されたのが原因の様子。

このマクロはsema_init関数を特定の引数で呼び出すものなので、いくつか解決策が考えられそうです。
例えば、ヘッダー側に手を入れてinit_MUTEXマクロを追加しちゃうというのもひとつの手だと思いますし、ドライバ側のコードにマクロを追加するとか、コードを書き換えて対処するのも手でしょう。

僕は、次のようなパッチを作って対処しました。

--- src/wl/sys/wl_linux.c 2011-01-06 23:36:18.479934890 +0900
+++ src/wl/sys/wl_linux.c.org 2011-01-06 23:34:50.475934890 +0900
@@ -482,7 +482,7 @@
 #ifdef WL_ALL_PASSIVE
   spin_lock_init(&wl->txq_lock);
 #endif 
-  sema_init(&wl->sem, 1);
+  init_MUTEX(&wl->sem);
  }
 
  if (!(wl->wlc = wlc_attach((void *) wl, vendor, device, unit, wl->piomode,

Makefileの置いてあるディレクトリにこのパッチを配置してパッチを当てれば、一応makeが通るようになります。
あとはREADMEの通り。
MODULE_LICENSEマクロが実装されていない警告が出るけれども、とりあえず動作上は問題なし。

※このパッチもライセンス的にグレーかも知れません。(元のをよく読んでいないので。)ご利用は自己責任でお願いします。

12.30.2010

今年のまとめ

今年ももう終わりです。
11月末からは台湾に出ていて、怒涛のように毎日が過ぎたせいか、いまいち年の瀬という感じがしません。

あちらでは会社のパソコンを使っていたため、接続できるウェブサイトなども限られていて、読書日記も満足に付けられない状態でした。

そんな中でも持っていった本を読んでいたので、その分の記録をつけたいと思います。

まずは一冊目。
評伝アインシュタイン。
20世紀最大の物理学者といっても過言でない、アインシュタインの伝記的書籍です。
内容は筆者の見聞きしたアインシュタイン像が中心なので、アインシュタインその人に真に迫っているかといえば疑問が残る部分もあるものの、アインシュタインがした仕事のおおきさ、その仕事の与えた影響というのを知るのにはいい本だと思います。

訳が云々でなく、内容はちょっと難しい書き方をされている部分もあって、物理の道に明るくない人が読み進めるのは難儀するかもしれません。

アインシュタインだけでなく、当時の物理界隈の状況も端々に出てきて、ボリューム満点の一冊なので、台湾でも長くにわたって楽しむことができました。

アインシュタインの人となりを知りたいのであれば、おすすめできます。

二冊目

科学は不確かだという、ファインマンの講演を収めた一冊。

ペラいので、ちょっと高いかなと感じる一冊ではありますが、物理学者の宗教観であるとか、物理学者というやつは・・・というファインマンならではの価値観などを知ることができ、面白かったです。

内容も平易で分かりやすく、最近の科学の状況と対比しながら進んだ点、ファインマンが講演した当時と大して変わっていない点、ファインマンの予見が当たった点などを同時に考察でき、このへんも面白かったです。

軽読書に向く感じで、冬休みの読書感想文を書く題材として選んでもいいんじゃないかと思いました。

最後はこれ

物理法則はいかにして発見されたか。
これもファインマンの講演を二本収めた書籍です。

前半はコーネル大での講演を、後半はノーベル賞講演を収めています。
内容はとても面白く、(後半まとまっていないなぁと感じるところも散見されるものの)科学者が法則を「発見する」様、単純であるとはどういうことか、自然の美しさに打たれた人間は何を感じ、考えるのかといった事が語られています。

難点は訳。
古いという表現が当てはまるかはわからないけれども、政治家の演説のような、面白みのない訳になっているのが残念。
(そんな訳なのに、訳註で原文では云々なんて書いてあるから、訳者だけが楽しんでいるような印象がすごくしました)
訳の悪さ(単語のチョイスや訳し方)で損をしている部分が多分にあると思います。
ノーベル賞講演の方は、数式の挿入のしかたがマズイでしょう。

この手の本にありがちですが、縦書きに横書きの数式を入れたら、数式を読むために本をくるくる回さなければなりません。
これはとにかく不便。

文章の下部に数式を入れるスペースを組んでもらったほうが、いくらかマシだろうと思いました。

このへんの日本語版ならではのマイナスポイントにさえ目をつむれば、いい書籍だろうと思います。
科学をやる人にはぜひ読んで欲しいです。

11.09.2010

aptosid で amazom mp3をつかう。

まってました。AmazonMP3。
DRMのかかった楽曲に極端に弱いLinuxですが、AmazonMP3なら大丈夫。

しかも、親切なことにFedora、SUSE、Debian、Ubuntu向けには、AmazomMP3ダウンローダというアプリが提供されています。(これがないと、複数楽曲の購入やアルバム単位での購入ができないそうです。そこは若干不便。)

UbuntuやDebianであれば、GUIから右クリック→インストールでいけるそうですが、KDEな僕にはそんな便利メニューが表示されている訳も無く。

結局コンソールからdpkg -i amazonmp3.debをたたくも、依存関係でひっかかり……。

ログをみると、どうやらBOOSTの共有ライブラリにカナーリ依存している様子。
インストールがとてもめんどくさそうだと思ってネット上をさまよっていたら、こちらで依存関係パッケージを一括パックしたものを発見。m9(゜д゜)っ

同サイトでリンクがはってあるとおり、ここからパッケージアーカイブを落として
$ tar xf パッケージ〜
したあと、展開したディレクトリにcdして、# dpkg -i *.debを走らせればOK。

我が家ではさらに、# apt-get install libglademm-2.4-1c2aを走らせる必要がありましたが、一個ぐらいなら・・・

こうして依存関係を解決した後、改めて # dpkg -i amazonmp3.debでダウンローダを放り込むことができます。

あとはamazonmp3で起動できます。
(起動前にKメニューから設定、KDEシステム設定内の個人設定で、ブラウザをいつもつかうモノに変えておくとよりベターかも。)

設定ファイル類はホームディレクトリ以下に.amazonmp3/としてディレクトリが掘られる様子なので、設定をリセットしたいときはそこをいじる感じなのかなぁ。
まだ入れたばかりでそのあたりはよくわからないけれども。

使い方は
ブラウザでAmazonいく→MP3(アルバム含む)購入する→ダウンロードパッケージを取得する→AmazonMP3ダウンローダにそのパッケージを読ませる
というステップ。

これで非常に手軽にDRMフリーな楽曲を入手できます。
(光回線だと、12〜13分でアルバム一枚がダウンロードできましたよ。)

洋楽やニッチな音楽がそろっているのが魅力。
(ボカロ楽曲なんかが無料提供されている。個人的には興味ないけど。)
世のLinuxユーザ諸兄。ぜひお試しあれ。

10.30.2010

読書。

オーブントースターとテンピュールの枕、毛布を買いました。
どうも。社会人です。

最近、本の紹介なくない?と思っている方、読者してますが、ブログを書いてないだけです。ゴメンナサイ。
なにせPCが重たくて、ブログをつける気にもならない……。

けれども10月も終わりなので、今月分を一気にアップしてしまおうと立ち上がったのです。

では一冊目。




ブルーバックスの動く深海生物図鑑です。
図鑑と言うには若干情報量が少ないし、付属のDVDはWindows環境でしか動かないしと、個人的には少々物足りなかった一冊です。

深海、特に日本近海の生物が多く紹介されていて、「深海生物好きなんだよね〜」という方にはウケるんじゃないかと思います。
写真も多くがJAMSTECから提供されたもので、深海で生きている姿の写真が見られるのも貴重なポイントだと言えるでしょう。

ただ、やっぱり「動く」というからには環境を選ぶ形にしてほしくなかったなぁと思いました。

二冊目。

こちらもブルーバックス、背信の科学者たちです。
原著は1980年代のアメリカ科学界を鋭く切った一冊だったらしいのですが、今でも対して変わらない現実がそこかしこに転がっているところを見ると、もっと深刻に考える必要があるんじゃないかと思います。

科学教育を行う大学では、こういった科学者としての哲学というか、倫理観の思想というか、そういうのを必修的科目として教えなければ、人類の科学成長の芽は、いずれ枯れてしまうのではないかとすら思えます。

これまで読んできたブルーバックス書籍に比べると内容が高度で、科学界隈のことを多少知らないと、読みすすめるだけでも大変だと思います。
文章の訳が悪いわけではないですが、カッチリしたタイプの本であることは、読む前に頭に入れて読み始めたほうが良いと思います。

ただ、難しいながらも科学に関わる人にはぜひ読んで欲しい一冊だと思いました。


三冊目。

物語 エルサレムの歴史です。
中東問題が出て来ると、避けては通れない都市、エルサレム。
そのエルサレムが、なぜそんな重要拠点になったのか、どんな歴史をたどってきたのかを記した一冊です。
エルサレムが絡んでくると宗教的観点からものを言う人がおおぜい居ますが、筆者は極力そういう観点を避けて議論しようと努めて居るのが印象的でした。(それでも、エルサレムの歴史のために、聖書が避けて通れないというのは皮肉だと思います)

各宗教に属している人からすれば、「え!?」と思える物言いもあるかもしれませんが、極力中立的な立場からエルサレムを議論し、紹介している良書だと思います。

中東の情勢に少しでも興味があるなら、読んでおいて損はないでしょう。
ベースとして世界史の知識が少しでもあれば、何倍も楽しめると思います。

また、漫画や小説のネタとして、持っておくと面白い知識が多数ありますので、そういう「創作者」の人にも読んで欲しい一冊だと思います。

以上、今月は三冊。
いずれも面白い本ばかりでした。
来月も続けて読んでいきます。

そして、早いうちに新しいPCを買いたいです。

10.11.2010

無線ルータ購入


実家では無線環境だったんだけれども、一人暮らしをはじめてからは有線環境でがんばってました。
けれども、やっぱり無線LANが使えると何かと便利だなぁと思って、コンパクトサイズのコイツを購入。



レビューではいろいろ書かれているけれども、一間程度の一人暮らしの家には十分な大きさ&電波の範囲だと思います。
我が家ではターボモードすらOFFにしても、十分な通信速だが出せており、重宝しています。

ランプの点灯モードも選択することが出来て、点灯がうざったい事もなく、いい感じです。
大きさも、タテヨコ共にフルサイズのキーボードのESCキー5つぶんぐらい。
つまり、ESCキー25個分のスペースに、立派な無線ルータがやってくる計算。
どんなに狭い家でも、このスペースが無いってことは無いだろうと思う。

一人暮らしで小さな部屋にフィットする無線LANルータをお探しならば、ぜひ。

北海道に行ってきました

何年かぶりに北海道に行ってきました。
東京に比べると半月ぐらい季節が進んだ感じですが、これでも昔に比べると暖かいそうな。

暖房が入るまではいかないものの、カーペットを敷かないと寒くて座ってられないなんて話も聞きましたが、長袖で丁度いい、当京の夜の陽気がそのまま日中になったような、そんな気候でした。

あいにくの雨でしたが、楽しんでくることができて良かったです。

10.06.2010

日本人ノーベル化学賞受賞キタ━━━(°∀°)━━━!!

昨日の昼飯にカレーを食べ、今日の昼飯にうどんを食べたのに、夕食にカレーうどんをチョイスしました。
どうも。社会人です。

2008年以来となる、日本人ノーベル賞受賞のニュースが飛び込んできました。
化学賞なので、門外漢の私にはとにかくスゲー事しかわかりませんが、プライベートで凹むニュースが続いている中、非常にテンションの上がる、うれしいニュースとなりました。

ただ、やはり年配の先生方というのが気になるところです。
私も含め、若い人がもっと頑張らねばならないと、強く感じました。