10.30.2010

読書。

オーブントースターとテンピュールの枕、毛布を買いました。
どうも。社会人です。

最近、本の紹介なくない?と思っている方、読者してますが、ブログを書いてないだけです。ゴメンナサイ。
なにせPCが重たくて、ブログをつける気にもならない……。

けれども10月も終わりなので、今月分を一気にアップしてしまおうと立ち上がったのです。

では一冊目。




ブルーバックスの動く深海生物図鑑です。
図鑑と言うには若干情報量が少ないし、付属のDVDはWindows環境でしか動かないしと、個人的には少々物足りなかった一冊です。

深海、特に日本近海の生物が多く紹介されていて、「深海生物好きなんだよね〜」という方にはウケるんじゃないかと思います。
写真も多くがJAMSTECから提供されたもので、深海で生きている姿の写真が見られるのも貴重なポイントだと言えるでしょう。

ただ、やっぱり「動く」というからには環境を選ぶ形にしてほしくなかったなぁと思いました。

二冊目。

こちらもブルーバックス、背信の科学者たちです。
原著は1980年代のアメリカ科学界を鋭く切った一冊だったらしいのですが、今でも対して変わらない現実がそこかしこに転がっているところを見ると、もっと深刻に考える必要があるんじゃないかと思います。

科学教育を行う大学では、こういった科学者としての哲学というか、倫理観の思想というか、そういうのを必修的科目として教えなければ、人類の科学成長の芽は、いずれ枯れてしまうのではないかとすら思えます。

これまで読んできたブルーバックス書籍に比べると内容が高度で、科学界隈のことを多少知らないと、読みすすめるだけでも大変だと思います。
文章の訳が悪いわけではないですが、カッチリしたタイプの本であることは、読む前に頭に入れて読み始めたほうが良いと思います。

ただ、難しいながらも科学に関わる人にはぜひ読んで欲しい一冊だと思いました。


三冊目。

物語 エルサレムの歴史です。
中東問題が出て来ると、避けては通れない都市、エルサレム。
そのエルサレムが、なぜそんな重要拠点になったのか、どんな歴史をたどってきたのかを記した一冊です。
エルサレムが絡んでくると宗教的観点からものを言う人がおおぜい居ますが、筆者は極力そういう観点を避けて議論しようと努めて居るのが印象的でした。(それでも、エルサレムの歴史のために、聖書が避けて通れないというのは皮肉だと思います)

各宗教に属している人からすれば、「え!?」と思える物言いもあるかもしれませんが、極力中立的な立場からエルサレムを議論し、紹介している良書だと思います。

中東の情勢に少しでも興味があるなら、読んでおいて損はないでしょう。
ベースとして世界史の知識が少しでもあれば、何倍も楽しめると思います。

また、漫画や小説のネタとして、持っておくと面白い知識が多数ありますので、そういう「創作者」の人にも読んで欲しい一冊だと思います。

以上、今月は三冊。
いずれも面白い本ばかりでした。
来月も続けて読んでいきます。

そして、早いうちに新しいPCを買いたいです。

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