GoogleからGoogle日本語入力なるIMEが無償提供されたというニュースが、ネット上を騒がせていますが、私は試していません。
理由は至極単純で、ATOK2009の性能で満足しているから。
来週辺りにATOK2010の発表があるなんて話も出てましたけど、Google日本語入力の登場で気になるのは、ATOKの定額制が今後も続くのかと言うこと。
このあたりの記事曰く、競争相手が居なかったから定額制を実現できたという発言が成されているわけですが、無償提供という究極の価格競争相手(しかも、性能的には十分だと今のところ評価されている)が登場した後、この体勢を(現在のジャストシステムの台所事情で)続けられるのかは疑問です。
もっとも、日本語から英語への変換機能が無いとか、変換テーブルに従来のIMEとは違った特徴があるだとか(つまり、特殊な音を表音化するのに、Google日本語入力ならではのキーを覚えないといけない)いう話を聞くと、やっぱりβ版なんだなと。
っていうか、かなりの場所で無視されてますが、「ベータ版」の製品ですよ。Google日本語入力は。
(そういう意味で、プロダクトとして成立しているであろうATOKと単純比較するのは、私も間違っているんだろうな。)
まとめとして、祭りを外側から見守っている人間としては
・ 業務に使うのは早計
・ ベータ版だから、転んでも泣かない
・ 今後の進展に期待
といったところ。
それから、ATOKより優れているのは、主に流行語の入力に関することらしい。
間違いや揺らぎ表現の指摘、類義語や語のもつ意味の提供までしてくれるATOKに比べて、単純に優れているとは、まだ言えなさそうな気もします。
手放しで喜べるほど優れたソフトウェアなら、正式リリースと共に乗り換えたいとは思いますけどね。
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