4.21.2008

顕微鏡が手元に届いた。




購入したのはこの商品。

横40cm、縦30cm、高さ10cmくらいのプラスチックの箱に入っているのだが、梱包が過剰と思えるくらい大きい。

きちんとした衝撃緩和剤の類は入っておらず、くしゃくしゃに丸めた紙が、いくつも入っていた。



早速ダンボールをあけて、衝撃吸収剤代わりの紙を取り出し、中身を持ち上げてみる。

・・・想像以上に軽い。



2.7kgと書いてあったけれども、顕微鏡も入っているボックスも、それほど重たく感じない。

光学機器にしてこの軽さは、やや不安になる軽さといえるぐらい軽いのだ。



そこは小学生向け学習用顕微鏡。

まぁ、こんなものだろうと判断し、モノを確認する。


見た目は完全にアメリカのおもちゃといった風。

MADE IN CHINAらしく、あまり精度には期待できそうにない。



小学生向けのおもちゃだろうに、表記は全部英語というのもいただけない。

幸い、箱の裏側にペラペラの取扱説明書が着いているので、最低限の使い方ぐらいは覚えることが出来るだろう。



次に、顕微鏡自身をとりだしてみる。

接眼レンズ部分にカバーが付いているなど、長く使えそうな雰囲気もあるが、接眼レンズ部分に用いられている素材がプラスチックであるなど、反対の不安要素もある。

が、軽くて扱いやすいという点では及第点だと思う。





調節ねじの素材はプラスチックだが、アームや鏡脚部分といった主要なところは金属製で、丁寧に扱えばそう壊れる心配はないだろう。



対物レンズは100倍、300倍、600倍の3つが搭載されており、接眼レンズのズーム機能を使うことで、それぞれ200倍、600倍、1200倍の倍率まで拡大することができるのは便利だと思う。



残念なのは鏡脚で、安定のためのラバーが底面についているものの、これをつけても安定度はそれほど無い。単三電池を入れることで多少重量が増すため、安定感を得たように思ってしまうが、顕微鏡そのものの安定感はそれほどではないと言って良いだろう。



ステージの素材はプラスチック製だが、クリップは金属製で、懸念していたプラスチック製クリップでなかったことに一安心した。

それから、カラーフィルターが標準で付属しているのも、個人的にはポイントが高い。




反射鏡は反対側に豆電球がついていて、単三電池を鏡脚下に入れることで、夜間でも観察ができるらしい。(まだ試していない



>試してみた。反射鏡をくるっとまわすと点灯するというアイディアスイッチは良いと思う。

ただ、稼動部付近にスイッチや配線が集中しているので、すぐダメになりそうな印象を受けた。

豆電球の光量はなかなかで、観察には十分すぎるほどだ。




アームは垂直から、ほぼ寝かせたような状態まで稼動できるので、観察するときに光源が足りないからと言って豆電球を使うような機会はそう無いんじゃないかと思った。



さて、肝心の覗いて見た感じだが、正直期待はずれだ。

精度はほとんど望めないといっていいし、像がにじむ感じもある。

少し上のランクの顕微鏡になれた人では、とても満足いくものとはいえないだろう。

(観察時には気にならないが、少なくとも接眼レンズには細かな気泡が見える。)



やはり、子供が遊び感覚で理科に触れるとか、その程度の使い方で満足いくような像しか得られなかった。(とはいえ、このクラスの顕微鏡に精細な像を求めるのも酷だと思うが。)



とはいえ、軽いという特性から、気軽に屋外に持ち出して使うことのできる顕微鏡だといえるし(商品ブランドもDo・Natureであるわけだし)、この価格にしては「がんばった」方ではないかと思う。



そのほかの内容物は、

・スライドグラス

・カバーグラス

・ラベル

・スライドカバー

・サンプル試料カード(動物の毛[ウサギ、ラクダ、ヒツジ、ガチョウ])

・標本スライド(昆虫の羽根・ナイロン、コットン、シルク、ウール)

・メス(実に切れ味が悪い)

・かくはん棒(プラスチック製)

・採集ピン

・ピンセット(プラスチック製、先端の太さはマジックペン程度)

・+ドライバー(顕微鏡底面の、電池ボックスを開けるために用いる)

・採集容器(プラスチック製)

・試料採集ケース(プラスチック製)

・拡大窓付き蓋付きペトリ皿(プラスチック製)

・3倍拡大鏡(プラスチック製)

・ミニスライサー(あまり切れ味がよくない)

・予備電球

である。驚いたのは+ドライバーが付属していることで、これに単三電池も付属すれば、これだけで完結するのにという感想を抱かずにはいられなかった。

反面、スポイトが付属していないのにはとても不満が残った。

正直、ドライバはどうでもいいから、扱いやすいスポイトを付属して欲しかったと思う。





それから、カバーグラスやスライドグラスといったものが、本当に「グラス」であったのも、プラスチック製の部分を多く持つ製品だけに驚いてしまった。

ここは別にプラスチック製でも良いのにというのが、正直な気持ちだ(笑)


ケース内には、止め具がなく、それぞれの道具はそれぞれが収まっている場所に少しだけ出ている突起によってその場に収まっているのだが、これが異常にに硬い。

ちょっと無理して押し込んだところ、早速試料採集ケースの一部が割れてしまった。

このあたりは、もう少し考えて欲しかったと思う部分である。


というわけで、全体としての評価は、小学生中学年の誕生日プレゼントにもってこいといったところか。

理科好きなオジサマ達には、私のようにケチをしないで、もう少し上のランク(この商品の3倍程度)の価格帯にある顕微鏡を購入されることを強くオススメする。(対象年齢は8歳以上ですし)



まぁ、私はこれまで自宅で使っていたのが「ふろく顕微鏡」だったから、それから見れば相当なステップアップだ。

ちょうどこれからアルテミアを飼育する季節に入ってきているので、いい時期に購入できたと思って、ボロボロになるまで使い倒したいと思う。



あー。早く生き物を観察したいなぁ♪



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