12.06.2008

Wall.E観てきた

およそひと月ぶりの更新。

今日公開の、Disny - Pixarの新作映画、Wall.Eを観てきた。
おともだちバンドなる黄色いバンドまでもらってしまって、すっかりWall.E信者だ。

これまでのPixar作品のように、3Dの表現技術が著しく向上したなぁと感じる場面はそうなく(ただし、爆風の表現は素晴らしいと思った)、実写取り込みなども使った、これまでのPixarとはちょっと違った雰囲気のある映画であると思った。

宇宙空間での運動や、スペースデブリの表現など、もうひと工夫ほしいなと思う場面もあったが、作品のテーマは時代の流れに即していると思うし、ニモの監督だけあって、人情ドラマ的な作りこみがうまく、大人が見て楽しめる作品に仕上げてあるなと思った。

日本語吹き替え版で観たのだが、吹き替えに関して言えば、Eveの音声に一部人間味が出すぎているなと思うところがあったほかはおおむね良い感じだと思った。
というか、EveとWall.Eは元音声のままでよかったのではないかと思う。

ネタバレになってしまうが、宇宙船のキャプテンがマニュアルをマニュエルと読み間違える場面。
日本語吹き替え版ではマニュアルとカタカナで書かれているので、絶対に読み間違うはずはない。
マニュアル→マニュエルの読み間違えは、あのマニュアルと書かれた部分が、Manualと書かれていればこそだ。
なんだか、こういう小さいミスが物語を面白くなくしている気がしてならなかった。

というか、日本語化するなら音声と字幕のみにして、作品そのものには手を加えないでほしいと思うのは、私だけだろうか?
日本語訳がほしければ、字幕のように出せばいいだけの話だし、何よりちょっとした表記物ぐらい、訳なしだって雰囲気で理解できたり、意味が通じたりするだろうに。
それ以上に、手を加えることで作品の質を落としてしまうような気がしてならない。
(それなら字幕版を観ろという話になるけれど、あくまで映像の話であって、音声は日本語が良いのだ。)

この辺は、他の日本語吹き替え版にも言えることだから、そういった業務を行っている会社は、その辺を再検討してみて欲しいなぁ。

最後は愚痴っぽくなっちゃたけど、Wall.E自体は観る価値のある作品だと思うので、ぜひ多くの人に観て欲しいなぁ。

……そうそう、行くならぜひ「大切な人」と。
なぜ大切な人と行くべきかということの答えは、映画館で知ることができます。


これでトイストリーから続いたPixarの初期に発想された映画は一通り終りなのかな?
これらに続く素晴らしい作品が出てくることを、楽しみに待つとしようかな。

0 件のコメント: