もと記事はこちら。
要するに、MacOSを選択するユーザが多い中、いかにLinuxを選択することが賢いかを、10個の例をあげて説いている記事。
完全にLinuxサイドに立って書かれた記事で、中立性/公平性はゼロなので、半分くらいは当たってるかもなと思って読んでみたら、1/3くらい当たってれば良い方じゃないの?という感じだった。
私もLinuxerだし、Linux好きだし、同意できる点も多々あるけれど、あまりにもLinuxをひいきしすぎ。
例えば、移植性だったらNetBSDの方が優れてるだろうよ。
Linuxカーネルの複雑極まりないコードよか、ずっと移植しやすいと思うよ。NetBSDのコードの方が。
柔軟性に関してだって、「Linuxを選択するから」得られる柔軟性ではないじゃないかと思ってしまった。
例に上がってるようなのを柔軟だと言うなら、別にFreeBSDを選択しても、同様の柔軟性は得られると思うよ。
それから、OSとハードを抱き合わせで販売しているMac陣営に対して、PCを相手に長くOSだけ開発してきたLinuxを同次元で比較するのはナンセンスだと思う。
セキュリティの項目は、きちんとこれこれの理由で(あるいはこれこれのデータを根拠として)Linuxの方が優れていると言えないなら、項目として挙げるべきじゃなかったと思う。
記事中でも書かれている通り、これがMacよりセキュリティ面で優れている理由にはならないだろうよ。
コストも導入コストだけ見たナンセンスな見解。
ランニングコストまできちっと見積もって比較しないと意味がないと思う。
アプリケーションの数で比較するのもナンセンス。
使う側にとって重要なのは、「数多くのソフトウェアが動作する」でなく、「使いたいソフトウェアがきちんと動作する」じゃないんだろうかね?
LinuxでPhotoshopやIllustratorを安定して動かせる?
ユーザーに対するやさしさという項目では、すでに前提となっている
「AppleのMac OS Xが成功した理由の1つとして、OSのインタフェースをユーザーにとってやさしいものにし、ほとんどすべての作業を誰でも簡単に行えるようにしたことを挙げることができる。」
がダウトだと思う。
キーボードは慣れの問題。
例えば私は、Linux上ではほとんどすべての作業をEmacsを通じて行ってしまうので、ここで挙げられている優位性を感じることができない。
「しかし多くの人々は2ボタンマウスに慣れ親しんでいるのである。」というのも、優位性を示す根拠にはならないと思う。
……あれ?全部ダメじゃん(笑)
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