9.30.2007

思っていたほどじゃなかった.

VMWare Builderという,私の作るvmxファイル関連のツールと競合するソフトがあるんだけれども,コイツの評判がものすごく良い.

で,一時期これの情報を見たから,もう私の作るソフトはいらないかと思って開発を中止したり(結局,作るだけで暇つぶしになるしという理由から開発を再開している),今作っているものも,コイツの影に隠れちゃうんだろうなと思っていた.

なにせ,設定画面やらなんやらがVMWare Workstationそっくりだというのだから,もはや勝ち目はないだろうと.

で,今日ちょっとしたことからインストールしてみようという気になり,入れてみたんだけれども…….

その結果の結論が,タイトルの一言.
よく出来ている.よく出来ているけれど,思っていたほどじゃない.
ちょっとモチベーションの向上につながった出来事だった.

……といっても,やっぱり暇つぶし程度にしか開発しないわけだけど(笑)

9.28.2007

Delphiでオブジェクト指向プログラミング

しばらくDelphiでクラスを作るなんていう作業をしていなかったもんだから,今回基礎設計から見直して作っているソフトに関して,いくつも驚きと発見と(ときどき面倒くささと)おもしろさがあって,なんともいえない楽しさを感じています.

で,久しぶりにつくると忘れているもんですねぇ;
特にpropertyの作り方について,型を書き忘れるような凡ミスを頻発(苦笑)

ようやく勘を取り戻して乗ってきたところなので,時間をみつけてはちょこちょこやりたいと思いますよ.
(そうそう,DistroFreakも,実は地味に更新してたりするんです.以前ほどの頻度ではないけれど)

9.24.2007

VMW6よ!やってくれたな!!!

パチパチとプログラムを組んだ後,ふらっとVMWareWorkStation6(VMW6)で追加された仕様について調べてみると,結構あるんですね.追加されたプロパティ.

しかも,その中に三つ,現在組んでいるプログラムでは対処できない項目が!!!
というわけで,破棄して作り直しです.
まぁ,前回報告して以後,ほとんど進んでいないですし,こんなに拡張性の低いプログラムを書くほうが悪いんですけどね.

ハァ.

9.21.2007

米国産牛,盛り返しなるか?

Gatewayが新しいデザインのオールインワンPCを発表するんじゃないか?というニュース.
もしかしたら,発表されるものは違うスタイルのPCかもしれませんし,PCですらないかもしれません.
その辺は当日,蓋を開けてみてのお楽しみということで.

日本では二度の敗北,本国でも身売り先が決まったGatewayですが,ただドナドナしてるだけじゃなく,盛り返しを図ろうという気持ちはあるようです.

9月27日に期待.

[Engadget-Japanの記事]

9.20.2007

GNOME 2.20

満を持してのリリース.
ちなみにおいらはKDE派の上,現在はCUIしか利用していないので,あんまり関係ありません(笑)
でも,このリリースの呼び声が聞こえてきたということは,次のUbuntuのリリースも近づいてきたということ.

DistroFreakとして少し楽しみです.(←最近更新をサボりまくっていながらナニを言うか)
ちょっと驚いたのは,日本語のリリースノートが用意されていたこと.[こちら]
ユーザ向けのリリース情報を見る限りは,Windowsに近づいたなという印象.
別に皆がみんな,Windowsを目指す必要は無いと思うんだけどな(笑)

開発者向けのポイントを見ると,Glib(glibではない)だけで正規表現のパターンマッチングが行えるようになったのはデカイかも.
あと,GtkBuilder型APIってのが追加されていて,libgladeに置き換わるというのが興味深い.

Gtk+のパフォーマンスアップについては触れられていなかったけれども,まぁ,それなりになされているんだろうと期待.

# ただ,乗り換えるつもりも,そこで開発するつもりもありませんよ(笑)


9.18.2007

Quick Timeに脆弱性&勝手にAppleのイベント前祝い

ZDNetの記事より.
Quick Timeに未解決の脆弱性だそうで.
でも,この時点で脆弱性アリってのを公開する(しかも,JVN曰く"緊急の脆弱性")って事は,すでにApple側でパッチは作られているってことだろうから,(日本時間で)今晩のAppleイベント後にアップデートされるんじゃなかろうか?と勝手に予測.

さらに注目すべきは今晩のAppleイベントで,大方の予測ではiPhoneの欧州展開と3G(あるいはHSDPA)対応iPhoneの発表ではないか?とみられているそうで.
3GやHSDPAなら日本でも使えるし,ここで発表されれば近々日本にもiPhone旋風がやってくることになる.

ちなみにiPhoneには組み込みのMacOSXが採用されているだろうから,iPhoneのアップデートを繰り返すうちに,自然とPDAになっていって,みんながそんな携帯電話を使う世の中になったらなぁ.なんて妄想したりして(笑)

とにもかくにも今晩6時を待たねばなりません.

# iPhoneの国内展開が発表されたら,間違いなく乗り換えるな.
# もう5,6年同じ形態を使ってるんで,いい加減ガタがきてるし.

9.15.2007

カツオと昆布の合わせダシみたいだな.

理研が計画している,次世代スパコンのお話.
ベクトル型コンピュータと,スカラ型コンピュータを合わせて使うことで,10PFlops(ペタフロップス)というケタ外れな性能を出そうというもの.

10PFlopsってことは,1.0×1016Flopsか.
恐ろしい演算性能だこと.
しかも,Linpack(ベンチマークソフト)での計測値でこのスペックだっていう話だから,実際によく最適化された演算なら,もう少し上の性能を出せる可能性もあるわけか…….
大気の運動とか,海洋運動とか,気象予測とか,小さいところでは分子動力学とか(分子動力学では,MD-GRAPEの方が高い性能を出せるのかな?)そういう(カオス的な要素が必要とされたり,非線形な計算を要する)分野で使ったら,顕著な成果を得られるかもしれないね.

ちなみに,この性能だと世界のスパコンと比較してどのクラスにランクインするかってことだけれども,スパコンTOP500のリストによると,現在の第1位は相変わらずIBMのBlueGene/L(Linpack score:280.6TFlops)だから,超余裕で1位を取れるという計算に…….
もう笑うしかないな.

もっとも,特にアメリカを中心とした国のスパコンは軍事用途に使われることが多いのに対して,日本のコンピュータは純粋に科学技術発展のために使われることが多いので,予算の関係上,すぐに追い抜かれることも容易に予測できるわけだけど.

もうひとつ注目すべきなのが,クラスタを構成する時に使われるネットワークのタイプで,これまでの電気的な通信手段ではなく,光通信を使ってクラスタノード同士の連絡を行うという仕組みらしい.
光なら数十~数百Gbpsぐらいラクに出るだろうから,演算の効率化に寄与するのは間違いないだろうね.
地球シミュレータが登場した時のように,日本のスパコンが世界一になる日もそう遠くないんじゃなかろうか?
(ともあれ,アメリカでは光CPUなるものも研究されているらしいので,世界的な開発競争は止まらないだろうけど)

ちなみに,ベクトル型スパコンを実用している国はとても少なくて,特に世界トップクラスの性能を有するスパコンでは,日本の地球シミュレータぐらいなものだというのを,以前に授業で習った気がする.

なんにせよ,とっても楽しみ.
近場の和光市にある理研じゃなく,神戸の理研に設置されてしまうというのが残念.
まぁ,京大とか,あのあたりの学府ならうまい具合に使いこなして,すごい成果を出すんじゃないだろうか?

リンク:
ZDnetの記事
スパコンTOP500