1.22.2011

台湾でマウス調達。

台湾の書店でマウス調達。$250なり。2.7掛けしても¥675。
きちんとパッケージされたマウスにしては安いか。
でも、小さいものを選んだせいか、若干使いにくい。
旅行用だし、しょうがないかな。

帰りに台湾の御ダイソーへ。こちらでは$39均一という中途半端な均一ぶり。
というのも、台湾のショップではレジ袋を有料販売していて、DAISOの場合一番小さい袋を$1で販売しているから、それを買うと結局$40均一になるという仕組み。
もっとも、みんなマイバッグ持参で来てるから、$40になることはまずない。

店舗の規模はかなりでかくて、日本のドン・キホーテのような、天井まである棚に商品が所狭しと並んでいた。(洗剤なんかは、棚と棚の間の通路にまでならべてあった。)

ここではクリアケースとボールペン、お菓子にメガネ用ドライバを購入。
いずれも日本の大創と同じ商品。パッケージも日本語で、中文の解説シールが貼ってあるだけの違い。非常に使いやすい。

ホテルでは日本の便座を特集した番組がやっていて、現地語だったけどつい見入ってしまった。
何を行ってるかわからないけど、ファンタスティックだけ聞き取れました。
なんぞな。

1.16.2011

読書。





前々から興味はあるもののいまいち本腰を入れて取り組めてないもののひとつに地学があります。
そんな訳で読んだがこの一冊。

「学びなおすと地学はおもしろい。」という、筑波大学の名誉教授が書いた書籍。

地学なんてやったことのない僕から見ると、内容は「難しい」の一言。
知っていて当然という体で書かれている地学用語だらけだし、図も手書きのような図がたくさんあり、見づらいと思える箇所もありました。

加えて読点が非常に多い文章で、呼んでいて疲れる一冊だったことも残念に思いました。
(退屈な講義ってこんな感じだったなぁと思い出す一冊でした)

反面、取り上げている話題自体はとても面白く、場所場所で参考になる文献の話が上がっていたり、参考書籍紹介が充実していたりする所が個人的には好感がもてました。
(このへんも退屈な講義と似ているところです。)

ただ、おそらくこの書籍の目的であろう「地学を学びたくなる気持ち」は、読了後ムクムクと大きくなっていて、帰国したら参考に挙げられていた書籍を買って地学に取り組みたいなぁという気持ちにさせる書籍でした。

読点の多い文章に抵抗がなく、地学に興味のある方にはおすすめできる一冊だと思います。

1.15.2011

aptosidで、AOHAPPYの無線LANをもっと手軽に使う。

APTにBroadcom向けのドライバがあった。
動かないかなぁと思いつつ入れたら、すんなり稼働。
パッチとか意味なかったね。最初からこうすれば良かった。
まぁ、Debianには無線関係のパッケージも豊富に揃っている事がわかったから良しとしよう。

1.09.2011

読書




そんなわけで読書記録。
月3冊を目標にしつつも、台湾だとあんまり数を読めない。
時間的な制約もそうだけど、一度に持ち込める本の数にも限りがあるし。

で、今回読んだのは虫眼とアニ眼。
バカの壁でおなじみ解剖学者の養老猛さんと、アニメ監督の宮崎駿さんという、二人のオヂサン(いや、おじいさんか)が、オヂサン世代の普通の感覚についてお互いに確認しあうという内容の本でした。

具体的に「こうだ」という結論のでる本ではなく、ただただ二人の普通のオジサンが、お互いの感覚について語り合って、その中で今の世の中に思うことを語る。そんな内容の対談を文字に起こした一冊です。

言っている事はごく当たり前で、お二人だけでなく、さまざまな方面から近年指摘されている内容の繰り返しです。(とはいえ、最初の対談が97年のものなので、最近言われていることが、二人の対談の焼き直しと言えるかもしれませんが、とにかく新しい考えみたいなものは何もありません。)

二人の人となりに触れられるわけでもなく、普通の対談なのですが、読んだあとに妙に「何かしなければいけない」感覚と「今のままで何ができるだろうか?」を考えようとしている自分とに出会うことができました。

本書の頭からお尻まで、一貫して語られているのは子供たちへの心配と、人間に向きすぎた人間の感覚への危惧という2点。
そして、それは生き物として自然な姿ではないという主張でまとめられています。

虫眼やアニ眼を持っている方が、生き物として自然なのか、本当にそれが良いことなのかは人それぞれ、判断が分かれることでしょう。
(私は、今の人はアニ眼や虫眼の代わりにヒト眼とも言える眼を手に入れていて、そのヒト眼では、細かく見る対象がヒトやその心理に移っただけの話だと思いました。これは虫眼やアニ眼が当たり前の世代からすれば、その眼は異質なものに見えるだけで、本質的にはなんにも変わっていないと思っています。もちろん、自然科学を相手にするなら、虫眼やアニ眼に相当する、ヒトの関係や心理によらない眼が必要なんでしょうけど。)

文章はとても読みやすく、2時間かからずに、一気に読みきることができました。
ちょっとした軽読書としても良いと思います。

1.06.2011

2.6.37カーネルのaptosidで、Broadcomの無線LANを使う。

aptosidのカーネルを 2.6.37-0.slh.1-aptosid-686 にしてから、その以前のバージョンで使えていたこのサイトで配布している Broadcom の無線LANドライバ(カーネルモジュール)が使えなくなってしまいました。

ちょろっと調べてみた感じだと、2.6.37カーネルのsemaphore.hヘッダから、init_MUTEXマクロが削除されたのが原因の様子。

このマクロはsema_init関数を特定の引数で呼び出すものなので、いくつか解決策が考えられそうです。
例えば、ヘッダー側に手を入れてinit_MUTEXマクロを追加しちゃうというのもひとつの手だと思いますし、ドライバ側のコードにマクロを追加するとか、コードを書き換えて対処するのも手でしょう。

僕は、次のようなパッチを作って対処しました。

--- src/wl/sys/wl_linux.c 2011-01-06 23:36:18.479934890 +0900
+++ src/wl/sys/wl_linux.c.org 2011-01-06 23:34:50.475934890 +0900
@@ -482,7 +482,7 @@
 #ifdef WL_ALL_PASSIVE
   spin_lock_init(&wl->txq_lock);
 #endif 
-  sema_init(&wl->sem, 1);
+  init_MUTEX(&wl->sem);
  }
 
  if (!(wl->wlc = wlc_attach((void *) wl, vendor, device, unit, wl->piomode,

Makefileの置いてあるディレクトリにこのパッチを配置してパッチを当てれば、一応makeが通るようになります。
あとはREADMEの通り。
MODULE_LICENSEマクロが実装されていない警告が出るけれども、とりあえず動作上は問題なし。

※このパッチもライセンス的にグレーかも知れません。(元のをよく読んでいないので。)ご利用は自己責任でお願いします。

12.30.2010

今年のまとめ

今年ももう終わりです。
11月末からは台湾に出ていて、怒涛のように毎日が過ぎたせいか、いまいち年の瀬という感じがしません。

あちらでは会社のパソコンを使っていたため、接続できるウェブサイトなども限られていて、読書日記も満足に付けられない状態でした。

そんな中でも持っていった本を読んでいたので、その分の記録をつけたいと思います。

まずは一冊目。
評伝アインシュタイン。
20世紀最大の物理学者といっても過言でない、アインシュタインの伝記的書籍です。
内容は筆者の見聞きしたアインシュタイン像が中心なので、アインシュタインその人に真に迫っているかといえば疑問が残る部分もあるものの、アインシュタインがした仕事のおおきさ、その仕事の与えた影響というのを知るのにはいい本だと思います。

訳が云々でなく、内容はちょっと難しい書き方をされている部分もあって、物理の道に明るくない人が読み進めるのは難儀するかもしれません。

アインシュタインだけでなく、当時の物理界隈の状況も端々に出てきて、ボリューム満点の一冊なので、台湾でも長くにわたって楽しむことができました。

アインシュタインの人となりを知りたいのであれば、おすすめできます。

二冊目

科学は不確かだという、ファインマンの講演を収めた一冊。

ペラいので、ちょっと高いかなと感じる一冊ではありますが、物理学者の宗教観であるとか、物理学者というやつは・・・というファインマンならではの価値観などを知ることができ、面白かったです。

内容も平易で分かりやすく、最近の科学の状況と対比しながら進んだ点、ファインマンが講演した当時と大して変わっていない点、ファインマンの予見が当たった点などを同時に考察でき、このへんも面白かったです。

軽読書に向く感じで、冬休みの読書感想文を書く題材として選んでもいいんじゃないかと思いました。

最後はこれ

物理法則はいかにして発見されたか。
これもファインマンの講演を二本収めた書籍です。

前半はコーネル大での講演を、後半はノーベル賞講演を収めています。
内容はとても面白く、(後半まとまっていないなぁと感じるところも散見されるものの)科学者が法則を「発見する」様、単純であるとはどういうことか、自然の美しさに打たれた人間は何を感じ、考えるのかといった事が語られています。

難点は訳。
古いという表現が当てはまるかはわからないけれども、政治家の演説のような、面白みのない訳になっているのが残念。
(そんな訳なのに、訳註で原文では云々なんて書いてあるから、訳者だけが楽しんでいるような印象がすごくしました)
訳の悪さ(単語のチョイスや訳し方)で損をしている部分が多分にあると思います。
ノーベル賞講演の方は、数式の挿入のしかたがマズイでしょう。

この手の本にありがちですが、縦書きに横書きの数式を入れたら、数式を読むために本をくるくる回さなければなりません。
これはとにかく不便。

文章の下部に数式を入れるスペースを組んでもらったほうが、いくらかマシだろうと思いました。

このへんの日本語版ならではのマイナスポイントにさえ目をつむれば、いい書籍だろうと思います。
科学をやる人にはぜひ読んで欲しいです。

11.09.2010

aptosid で amazom mp3をつかう。

まってました。AmazonMP3。
DRMのかかった楽曲に極端に弱いLinuxですが、AmazonMP3なら大丈夫。

しかも、親切なことにFedora、SUSE、Debian、Ubuntu向けには、AmazomMP3ダウンローダというアプリが提供されています。(これがないと、複数楽曲の購入やアルバム単位での購入ができないそうです。そこは若干不便。)

UbuntuやDebianであれば、GUIから右クリック→インストールでいけるそうですが、KDEな僕にはそんな便利メニューが表示されている訳も無く。

結局コンソールからdpkg -i amazonmp3.debをたたくも、依存関係でひっかかり……。

ログをみると、どうやらBOOSTの共有ライブラリにカナーリ依存している様子。
インストールがとてもめんどくさそうだと思ってネット上をさまよっていたら、こちらで依存関係パッケージを一括パックしたものを発見。m9(゜д゜)っ

同サイトでリンクがはってあるとおり、ここからパッケージアーカイブを落として
$ tar xf パッケージ〜
したあと、展開したディレクトリにcdして、# dpkg -i *.debを走らせればOK。

我が家ではさらに、# apt-get install libglademm-2.4-1c2aを走らせる必要がありましたが、一個ぐらいなら・・・

こうして依存関係を解決した後、改めて # dpkg -i amazonmp3.debでダウンローダを放り込むことができます。

あとはamazonmp3で起動できます。
(起動前にKメニューから設定、KDEシステム設定内の個人設定で、ブラウザをいつもつかうモノに変えておくとよりベターかも。)

設定ファイル類はホームディレクトリ以下に.amazonmp3/としてディレクトリが掘られる様子なので、設定をリセットしたいときはそこをいじる感じなのかなぁ。
まだ入れたばかりでそのあたりはよくわからないけれども。

使い方は
ブラウザでAmazonいく→MP3(アルバム含む)購入する→ダウンロードパッケージを取得する→AmazonMP3ダウンローダにそのパッケージを読ませる
というステップ。

これで非常に手軽にDRMフリーな楽曲を入手できます。
(光回線だと、12〜13分でアルバム一枚がダウンロードできましたよ。)

洋楽やニッチな音楽がそろっているのが魅力。
(ボカロ楽曲なんかが無料提供されている。個人的には興味ないけど。)
世のLinuxユーザ諸兄。ぜひお試しあれ。