12.25.2011

読書

12月も3冊は読みきれた。
後半2冊はつづきものだけど;

1冊目は先日のOnLisp。
で、残る2冊はスティーブ・ジョブス。





感想も何も無いし、そもそもスティーブ・ジョブスのことはよく知らないんだけど、よくできた伝記だと思う。
翻訳はイマイチセンスが無いところが見られたし、「人は表紙で本を判断する」というApple哲学の一部を掲載しておきながら、書籍自体の表紙のセンスがダサダサだったけど、内容はNHKのブームに乗っかろうとしただけの下手クソなジョブズ特集より1000倍マシだし、ジョブズの人となりがよく伝わってきた。

結局のところ、クローズドでコントロールされたシステムが基盤を作り、オープンな奴らがぶっ壊し、ぶっ壊された環境から、クローズドな奴らがまた新しいイノベーションを起こすというくり返しで、世の中のイノベーションは起こっていると感じさせられた。

ただ、最近のスマホやタブレットの市場は違うようだ。
Appleの模倣こそできても、Windowsがやったように粘り強く、しつこいくらいに食らいついて、結局自分たちが優位な状況を作ってしまう、そういう情熱はどこにもない。

真似てみて、ダメそうならすぐやめるし、マネ以上にはならないものづくりしかしていないように思える。
Android搭載!を謳うけれども、せっかくWindowsよりずっとオープンなAndroidを使っていながら、各社がAndroidのここがクソ!と思える部分を改良しようとせず、結局支給されたOSをそのまま乗っけて、Windowsと同じようなで売り方売っている現実から、それがよくわかる。

あんまりスマホ論に傾くと、またひとつ記事がかけてしまうし、読書という本筋から外れるのでここいらで切り上げ。
1月からは、古典に挑戦しようかな。

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