読んだのはこちら。
「エンジニアとしての生き方。」
5,6冊目に続いての話題書。
基本的にはブログに書いたものをまとめたものなので、読者に向けて書いている感じは薄く、書籍上における1対1のやりとりとして受け取れる場面はほぼ無い。
多くの人に言えることを書いていて、最大公約数的なソフトウェアエンジニアと呼ばれるすべてのエンジニアのための一冊だと感じた。
著者はNTTやMicrosoftなどを経験し、現在はベンチャー起業家として頑張っている中島聡氏。
Mozcでも一発変換できるくらいの有名人なので、私ごときの小物がどうこう言える相手じゃないけれど、書籍の中で降り注いでくる叱咤激励の雨には、グサグサとやられるところがたくさんあった。
人によっては私のように耳が痛い、心に刺さるという人も大勢居るだろうと思う。
でも、書いていることは間違いなく事実だと思うし、10年先の見通しは別にしても、5年先までは信じて大丈夫な内容だと思う。
(例えば、10年後は世界共通語が英語のみの状況というのはアヤシイと思う。個人的には中国語がもっと台頭してきて、英語と中国語は必須という状況になっていると思う。)
エンジニアとはこう生きるべきだ!という書籍ではなく、こういうヤツになれ!という、父からの言葉に近いものを感じたので、ソフトウェアに特化した内容を除けばソフトウェアじゃない方のエンジニアな方々にも、十分学べるところがある書籍だと思う。
遠慮無くガツンガツン心に刺さってくる感じに、目が覚めたような、すっきりした気持ちで、新たに仕事に望めそうだと思った。
全てのソフトウェアエンジニア、また道に迷っているエンジニア、エンジニアを目指す大学生、高校生に読んで欲しい一冊でした。
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