5.23.2011

読書。

今月あんまり読めていないのは、月頭に第二次スーパーロボット大戦Zを買ってしまったため。

今二週目です。

そんなこんなの今月1冊目。








かつて光文社から出版されてベストセラーになった「読書術」。

今回読んだのは、それが岩波ライブラリに入ったものです。

光文社版との大きな違いは、あとがきに30年後の著者から見た補遺が加えられている点です。

あとがきが1992年で、その時点で30年といっているので、もう50年も前の書籍になるんですね。

内容は、「術」から想像できる、読み方指南のような内容は薄く、心構えというか、考え方というか、読書をする上での精神面でのスキルに言及した部分が多いです。

さすがに50年前の本ということもあって文体は古めかしく、表現も現代風ではないですが、そこを差し引いても読みやすい部類に入る本だと思います。

読む本の指南はしないとしながらも、論語や聖書などを万人にといって薦めている場面があったり、目次だけで言いたいことの90%以上が言われていて、内容を読むだけ時間の無駄という説があったり、場所場所によって力の入れ具合が違ったりといった点が気になりましたが、本を読む上で僕自身が経験的にやってきたことの大筋が間違っていない事が確認できたのでよかったです。

日常的に本を読む人にとってみれば、何を今更アタリマエのことをと言いたくなる所がたくさんありますが、読書が得意じゃないけれど、読書をしてみたいと思う人には、その読み方指南としておすすめできます。(先にも挙げた文体の古さが気になるので、現代語訳で再編してほしいものです。)

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