7月3冊目。
今月は無難に三冊。
もう一冊ぐらい読める余裕があるかな?
今回読んだのはこちら。
ウソを見破る統計学。
ブルーバックスの一冊で、とても気軽に読める、数学臭さのない統計の本でした。
僕がまともにやった統計と名のつくモノなんて統計力学ぐらいなもので、統計分野に関してはズブの素人ですが、楽しみつつ読むことができました。
ネーミングセンスには「?」のつくところや苦笑いのところもありましたが、文章は軽妙で読みやすく、会話帳で進んでいく(私の苦手なタイプの)文章でしたが、すんなり読み進めることができました。
統計学の入門書というよりは、「統計ってこんなもの」というざっくりしたイメージを掴むための書籍といった感じで、おそらくきちんと統計を学んだ人にとっては物足りないことこの上ない内容なんだろうと思います。
統計分野でよく使われる用語や手法について、概念的な説明と、極力身近な例をあげての説明とのふたパートで解説がなされており、雑学程度にみにつけておくには十分な内容だろうと思います。
タイトルにある、ウソを見破る〜というのは「この本を読めば、やり方によっては統計でウソを付ける事を理解できる」という程度のものであって「これこれこうすればウソを見破れます!」という類の本ではないので、そういった内容を期待している方は注意が必要です。
この本をざっくり眺めて、もっと深く知りたい!と思えば、巻末から参考になりそうな情報に辿りつけるようになっているのも親切な作りです。
「統計って名前ばっかり聞くけど、内容はよくわかってないんだよね」という私のような方にはお勧めしたいです。
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