船の科学館の本館展示と羊蹄丸の保存展示が、今年の9月30日で一旦休止するそうです。
老朽化等が原因でリニューアルのためのものとされているため、大きく落胆する必要はなさそうですが、リニューアル時期の言及がない点が気になります。
また、船の科学館 - 宗谷 - 羊蹄丸と三隻の大型船がならんでいる様子が大変素晴らしかったのですが、このうち羊蹄丸の保存展示が終了するとのことです。
羊蹄丸は青函連絡船として活躍した8000トン級の船舶で、1965年から1988年まで実際の洋上で活躍していました。
その後、船の科学館に来て 、当時の様子を伝えるディオラマなどと共に展示された、連絡船の歴史を知る上でも貴重な資料でした。
船の科学館では、1996年から一般公開されていたとのことで、もう10年以上に渡って青函連絡船の何たるかを人々に伝えてきた船舶だと言えます。
この羊蹄丸は9月30日で保存・展示が終了するとのことで、この先はスクラップになるのでしょう。
とても残念ですが、船としては大往生で、語り部として余生を過ごした数少ない船舶であったことは、羊蹄丸の幸いなところだったと思います。
ディスプレイモデルとして羊蹄丸の模型は複数発売されていますが、キットとしての発売はない様子。
どこか、これを機会に模型としての羊蹄丸保存に名乗りを上げてくれる模型メーカーが無いものかと思っています。
この姿が永遠に記憶の中だけのものになってしまうのは、なんとも惜しいです。
9月30日まで、ちょくちょく船の科学感に通おうと思います。
お暇な方は、現地でご一緒しましょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿