2.17.2011

読書

フェルマーがとても良かったので、サイモン・シンの著書を読んでみました。
今回読んだのは暗号解読。

数学的解説や量子論周りの物理的解説はさすがにわかりやすく、フェルマーの時のワクワク感を踏襲していました。

ぼんやりと未知の言語に惹かれるそれは、暗号に惹かれるそれと同じなのかなぁと思ってみたり。





下巻末にある読者への挑戦状とする暗号も子供だましではなく、そこまで書籍中で解説していた知識を総動員しながら解読しても、中々解くのは難しいと思う。
(残念ながら邦訳が出た時点では既に解読されていて、賞金は無いが、賞金以上に暗号を解く楽しみをたっぷり味わえる一冊だと思う。)
補遺も細部に渡って解説がなされていて、暗号に興味があるならば読んでおくべき一冊だと思う。

奇しくもヴィオニッチ手稿の年代測定が成された所だということで、サイモン・シンの暗号解読を読んだ勢いで、ヴィオニッチ手稿にチャレンジしてみるのも良いんじゃないかと思ってしまった。

(あと、Gmailを使っていて、PGP系の暗号化を手軽に使う手法があまり無いってことに気づいて、ちょっと背筋が寒くなった。それほど重要な情報はやり取りしてないけど、ブラウザ経由をやめて、メーラ経由でGPGを咬ませてメールするべきなんだろうなぁ。)

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