なにより僕が気になっているのが、「安全バーがきちんと閉まっていない状態で運転可能なシステムを採用している」というトコロ。
今日日たかだか工業製品を作るのだって、製品にダメージを与えそうなところは徹底的に潰されて、ライン自体が動かないようにガチガチに縛られるのに、人命に関わる遊具でそういう措置がされていないってどういうことなんだろう?と。
このコースターの設計やら製造を担当した企業は一切出てこないで、管理してる会社の事ばかり報道されてさ。
確かに管理にダメな点があったのは事実だろうと思う。
でも、機械やコンピュータを使う以上、そういった人間の怠慢や不注意を止める仕組みが備わっていて然るべきだろうと思う。
少なくとも、今回のケースで言えば、他の客は転落していない訳だし、他の遊具では事故が発生していないわけだから、管理会社や従業員が、特別不注意だったとか、責められるほど安全管理が行き届いていなかったとは言えないんじゃないかと思う。
バイトの女の子が安全バーをチェックせずなんて新聞は書いてるけど、チェックしてたら大丈夫だったのか?というと、これも疑問だと思う。触ってのチェックなんて、どのぐらいの力でチェックしたかなんていう数値化が難しいわけだから、あくまで最終確認として使われるべきだろう。
(チェックした上で落ちてたなんて事になってたら、どうするつもりだったんだろう?「安全管理は十分でした」で終わり?そうはいくまい。人間がチェックすれば大丈夫?そんな訳ないだろうと思う。左右を確認して横断歩道を渡っても、交通事故に合う人は居るんだ。)
であれば、その前の段階で、「バーがきちんと閉まってませんよ〜!」と警告を出すシステムがなぜ備わっていなかったのか?なぜバーがきちんと閉まっていなくても発信できるコースターが、安全基準を満たしている遊具なんて言えるんだろうか?
そんな製品を作っている企業が、こうして報道される管理会社の裏に隠れているとしたら、そっちの方が由々しき事態だと思う。(管理会社が製品づくりまで全部やってるとしたら、やっぱり管理会社が責められるべきだと思うけど。)
報道は、みんな横並びじゃなくて、そういうところを見なおしたほうが良いと思う。
ちょいとばかりネットで記事を斜め読みして、そんなふうに思ったので書いてみました。
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