3.31.2011

ゆとり教育世代に、新カリキュラムを教えるだけの力があるのか?

ゆとり教育を受けて教員になった世代や、ゆとり教育スタイルにすっかり慣れきってしまった教員達に、分厚くなった教科書で行われる新カリキュラムの授業を満足に行うことができるのだろうか?
ニュースを見ながら、ふとそんな事を思ってしまった。

学習意欲を高める、面白い授業ができるほどその学問に通じている人がどれだけ居るんだろうか?
学生時代に教員を目指していた同級生の事を思い出してみても、とても魅力のある教員になるとは思えなかったので、今回のカリキュラム切り替えには非常に不安を覚える。

もし子供たちのうち「勉強なんてつまらないものだ」と思う割合が増えてしまったとしたら、これは憂うべき問題だと思う。

例えば地域で興味を持続できるような催し物をするとか、教職員から極力事務仕事を取り除けて、子供に勉強を教えるという教職員の本質的な仕事を行えるように配慮するとか、学校に任せ切りの教育から抜け出すチャンスとしてとらえて、活動していく必要があると思う。

各地のNPOなんかは、そのために取り組みをしてほしい。
例えば地域の学校で行われている理科の授業を調べて、その進度から何か面白い理科実験プログラムの催し物を行い、後日の授業でその内容を反復して学ぶことができる、あるいは、勉強した内容に則した実験を行うことで、知識を経験に結び付けられる環境を用意する、そんな学習環境が必要だと思う。

もちろん教師と名のつく人たちは、これまで以上に時間をかけて丁寧に内容を理解し、それを子供たちに分かりやすく教えるために尽力して欲しいと思う。

結局のところ、子供たちがよく育ってくれれば、グズな大人ばかりの世の中でも、徐々によくなっていくと思ったのでした。

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