「山本五十六」を観てきました。
以下、感想ですがネタバレ含むのでご注意を。
まず、映画である必要はゼロだと思いました。
地上波で、山本五十六特集とかいって2時間の番組を組めば十分な内容で、映画という手法を使って表現する必要性を全く感じませんでした。
最後の方は飽きてしまったし、盛り上がりも、息を飲む瞬間も、ホロリとくるシーンも、何も無い映画でした。
内容も山本五十六の一生をなぞっただけな上に、妄想補正が加わっているだろうと思われる箇所が多数あり、一生をなぞっていて、かつ人物としての山本五十六を描き出そうとしているだけに、細かい妄想補正が随分気になりました。
(戦争オタク、軍事オタクな方々の意見も聞いてみたいです。)
最後の終戦のシーンも、起承転結の無い話を無理やり、物語への貢献度としては明らかに低い真藤という新聞記者の立場でまとめあげていて、不自然極まりないです。
五十六が死んだシーンでフィニッシュした方が、意味不明な終わり方の映画として、多少は議論の余地があったかと思いますが、最後のとって付けたエンディングカットによって、無理やり着地した、お粗末な作品になってしまったように思います。
スクリーンの中の俳優さんの演技が非常によく、艦船のCGも良かっただけに、映画としてみると冗談にしか見えないのが非常に残念です。
あと、航空機や煙のCG描写が雑です。
艦船に力を入れて、力尽きたんでしょうか?
こういうところも、テレビで良かったじゃんと思えてしまうところでした。
1700円の価値はないです。
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